Oooh きっと来る きっと来る

 昨日は定期テスト3日目でしたが、本日は定期テスト4日目ではなく、高校卒業式です。定期テスト4日目は明日。高1以下の4学年は自宅学習(定期テスト勉強三昧、のはず)で、高3は卒業生として、高2は在校生として式に出席します。式自体は1時間ほどで終わり、高2は即座に帰宅して試験勉強。高3は食堂で祝宴があった後で下校。明日以降も、後期の勉強他様々な理由で生徒は学校に来ますし、何よりまだ前期試験の発表が始まっていないですので「卒業感」はそこまで強くは湧いてこないでしょう。「一応の」区切りってとこですね。卒業生総代の送辞も笑いが絶えないユニークなものだったし、新校長先生のお言葉にも生徒は盛り上がったしと、「粛々」とか「感涙」とかからはやや遠い式……の最中に高3担任団の一人(後輩)が大号泣しているのを見て絶句、後大笑い。「スプリンクラーかよっ!」 聞けば、生徒大うけの送辞の途中から涙が止まらなかったとのこと。まぁ、思い入れってやつか。しかし今からこれじゃあ、合格発表の時は大変なことになりますね。

 高2生徒が帰った後、昼から高2担任団は学年会議を。3月(年度末)の予定を確認しました。
 一旦帰宅して風呂に入り、着替えてタクシーで市内のホテル「S」へ。卒業式後の恒例行事、卒業謝恩会に出席です。謝恩会は保護者理事を中心に高3の保護者が企画し、管理職及び担任団を迎えて行うのですが、担任団ではない授業担当者にも案内状が配られるのですね。もしかしたら単に授業だけの教員は出席をお断りするのが礼儀なのかも知れませんが、私は誘われた飲み会には必ず行くというルールで生きていますので、毎年毎年ひょこひょこと出かけていくのです(56回生以降、ある学年を除く全ての学年で高3の授業を担当していますので、それら全ての謝恩会に出席している計算です)。
 ホテルの大広間での謝恩会、私は担任団ではなく「通りがかり」「部外者」の立場ですので、あまり多くの保護者に話しかけられることもなく、ゆっくりとコース料理を味わうことができました(担任団、特に担任の先生方の前にはビール瓶を持ったお母さま方が長蛇になっています)。出席した全ての教員が「3分間スピーチ」をするのですが、何しろ私は「通りがかり」「部外者」の立場なので積もる話もあるわけでなく、壇上から卒業式号泣の後輩先生に「別れと思って泣いていてもヤツら(卒業生)は還ってくる、彼らはきみのことを偶然手足のついている財布くらいにしか思っていないんだから、今のうちに小金を貯めて、彼らにご飯やお酒をおごってやる準備をしておきましょう」と声かけ(今日の謝恩会に参加した主目的はこれです)。

 謝恩会終了後、担任団を中心に二次会を開くということに決まったので、市内のフレンチ居酒屋「L」を予約。二次会コースでワインを飲みながら歓談。謝恩会が16時~19時なので、二次会が終わった時刻も22時前と早かったのですが、高3担任団と違って私は明日が普通の出勤(定期テスト4日目にして高2現代文の出題・採点)なので、三次(惨事)会には行かずにタクシーで帰宅しました。