突然の君の便りは懐かしい不器用な

 昨日のセンター演習、村上陽一郎「自己の解体と変革」。同じく高3初回の授業で演習をした63回生の平均は38.3点(50点満点)で、満点が37人でした。64回生は平均が39.1点で満点が39人。でもって、昨日授業をした67回生の平均は38.5点で、満点が24人。詳述はしませんが、学年ごとの性質はよく出てるかなぁ、という印象(1回だけでは何とも言えませんが)。
 そして、本日は文系生徒を対象にした二次対策授業の第1回。こちらは毎回これと決めている教材があるわけではないのですが、今年は88年一橋大の200字要約(この年度は140字の指定)を取り上げました。本文は藤田省三「自由考」。1970年高度経済成長期の日本について、戦中の「軍事」を「経済」に置き変えただけの全体主義社会に過ぎず、共同体依存の伝統的心性はそこにすら安住する故に個の自由の放棄が蔓延っている、と断じた文章。50年経った今でも「この道しかない」がキャッチフレーズになっている訳ですから今解いて無益なはずは無い。本文冒頭で社会の典型的風景として列挙された「雑踏・看板・宣伝スピーカー」が何を象徴しているのかというアプローチで考えることが出来れば深いですが、まぁ難しいですね。

 放課後は昨日とは別の生徒との面談が1件、文型記述式授業の添削、等々。仕事上がりに行きつけ「G」で髪を切ってもらい、夕食は肉料理「I」にてマスターの気紛れパスタ。