それなら一体 何の為に世の中へ出てくるのかと

 3時起床、書斎で添削を3時間。母君の朝食を準備した後で自宅を出発。本日は午前中を年休にして母君の病院健診に付き添うのですが、特講の答案は朝のSHRで返すのが基本なので、一度学校に行く必要があるのです。担任の先生方の机上に返却答案を置き、直ぐに学校を出て自宅に戻り、タクシーでこないだ救急搬送されたばかりの「S」病院へ。3日前の全身検査で異常なしだった訳だからあまり心配していなかったのですが、果たして異常なし継続治療という結果でした。病院近くのミスドでお茶をしてからタクシーで自宅経由、母君を下ろしてから学校へ行き、10時半から通常業務と相成りました。
 4限は文系二次記述授業、昼休みの生徒面談の後、5限の時間を使って根性で(これは我ながら「神速」でした)添削を終わらせ、6限は会議。SHR・掃除の後、7・8限は京大文系現代文特講。今日の教材は11年の長田弘『失われた時代』。これは難しい問題ですが、高1の最初に現代文で扱ったものなので敢えてノーヒントで出題。レオーノフの帽子屋を巡る随想、99年の鈴木忠志「過疎村のこと」の内容と通底する名文です。吉田寮だったり森見登美彦だったりというイメージの強い京大ですが、入試国語の高潔にはいつも唸らされます。

 夜は、ちょっと遠出して西鉄近くの居酒屋「T」で読書独酌。松田奈緒子重版出来!(11)』を読み終えたので、これは明日担任団関西数学先生(あ、そういえば京大出身でいらっしゃいます)にお貸しします。