コウカイの味 アホカイナです

 福原麟太郎『人生12の智恵』読了、★★★。「タイミング」に相当する日本語が「間拍子」だというのに正しく膝を打ち。普及の最初はスポーツニュース(要は野球)だったんですねぇ。トリビア雑学的な意味だけでなく、講談社学術文庫のエッセイ作品は折々に読んで脳と心とを洗うために役立てています(何度でも書きますが、上田三四二『無為について』は関わった生徒全員に読んで欲しい)。

 本日は模試の2日目で監督業務のみ。試験監督が無かった100分を利用して、いつもお世話になっているクラスの某くんから自転車を借りて自宅まで往復。途中、ディスカウントストアで500ml程度の小さいお弁当箱(『となりのトトロ』の絵柄の子供用)を2つ購入して、スーパーマーケットで幾つかの食材を買い込んで。

 帰宅後、早速台所に立つ私。塩鯖はそのままフライパンで焼ける物を購入したので火に掛けるだけ。その間に、野菜サラダをおかずカップに乗せてドレッシングは事務嬢さんの大分土産(柚胡椒ピリ辛)、その上にハーブ入りのチキン(市販)をスライスした物を乗せます。レンジではミニトマトを半分に切ったやつの上にとろけるチーズをまぶしてそのままチン(担任団の世界史先生に教わった時短料理)。塩鯖が焼けた後のフライパンを洗って今度は半分にカットしたウィンナー。
 塩鯖、トマトチーズ、ウィンナー、野菜サラダ、を詰めたら小さなお弁当箱はほぼ一杯。ですが隙間を作って赤と黄色のプチトマトを更に1つずつ。

 昼間っから弁当なぞ作ってどうするのかというと、試しにこれを夕食にして下さいと母君にお願いするのです。おかずはお弁当箱に詰まっているから、後は白米をジャーからお茶碗によそってお茶を入れるだけ。少食且つ食に無頓着な母君は外出もせず碌な栄養も取らないまま最近の心身疲労、それなら私がゼロからのスタートで調理を覚えて食事を準備した方が良いのではないかなぁ、などと。簡単に言うと、これから三食準備します、というね。

 学校に戻り、夕方まで仕事をした後は「もりき」経由で帰宅。
 「まだ実験段階なんだけどねぇ」と言う私にマスターは「忙しいいけのっちゃんに食事までってのは酷な要求じゃない? それより宅配サービスを利用すればいいっちゃん」と半信半疑で、そんなことを言いながら突き出しのひじきとタケノコ煮とをタッパーに詰めてお土産にしてくれました。そうそう、今は大学生になった2人のお子様が高校まで食べてたお弁当には、お店の突き出しが結構使われてたんですよねぇ。
 帰宅後のリビングは真っ暗で母君は既にお休み。一応、空になったお弁当箱が洗って置かれてました。