風の音で目覚めた夜明けは薄明かり

 誤って目覚ましを3時にかけてしまっており二度寝をしたのですが、3時の時点でかなり風が強くなっていたような印象です(ぼ~っとしてたので記憶違いかも知れません)。6時に起きて母君に朝食とお茶とを出し、三度寝を8時前まで。入浴後に書斎で書き物などをし、血痰ネーミングスーパーマーケット「You Meマート」(ガラガラでした)とセブンイレブンとを回って買い出しや預金引き出し等の細々した作業(町中は、終日臨時休業若しくは夜のみ営業の店が多い様子)。傘は不要で、風も一寸強いかなぁ、程度。勿論、先週の転倒の反省がありますので、母君は外出禁止です。

 途中にマンガ2冊を挟みつつ、幸田文『みそっかす』を少しずつ、少しずつ。上等の着物はゆっくり縫う、拙劣でよい普段着はさっと縫う、という教え(本書より大意)は読書も同じで、この本の読了にはおそらく一ヶ月以上かかるでしょう。幸田文については、先日の日記にも書きましたが、数年前にF高入試問題候補として提出したとある文章が没になり、それを高3の校内模試文系用に作り替えた問題をストックしています。文系現代文の担当が回ってきて、どうしてもネタが見つからない時のための保険なのですが(今年までに何回か文系現代文の担当がありましたが、使わずに済んでいます)、それ一つさえ作っておけば今後彼女の文章を「問題を探す目」で見る必要はありません。これは、読書において割と大きな意味を持つことです。没になった時の入試検討会議では、まぁ行けるんじゃないかなぁと思って提出したところ結局は使えないという結論になった(難しすぎるぜよ、という雰囲気だったので私が引いた)んですけれども、誰が何を言うより前に或る先生が歎じて一言、「にしても巧いねぇ!」と仰った文章を、私はずっと「素材」としてしか見ることが出来ないのです。因みに、どうせ半世紀以上前に書かれたものなのでストックの期間はいつまでだってOK(最早古典ですから)。極端な例を挙げると、いつぞや高1の長期休み明け確認テストで使った或る古文の問題は、作ってから出題する迄に8年の間がありました。
 あ、マンガ2冊は江口夏実鬼灯の冷徹(27)』とヴァージニア二等兵異世界居酒屋「のぶ」』とでした。両方とも、★★★★。

 15時過ぎには台風はK市を去り、今日は(結果的)3連休の初日ということで学校に行かないと決めていたので何やら色々と。例えば、ふと思い立って近所の理容室で顔ぞりを。行きつけは美容室なので顔ぞりが出来ず、1年ぶりくらいのことでしたが、担当の小母様に「月ごとくらいには行かないと、産毛が凄いことになってますよ」と言われました。

 活用するつもりは無いのですが、諸事情あってLINEを登録したら、直後に母君が30年懇意になさっている生保レディのHさんから丁寧なご挨拶が来たり、10年会ってない昔の飲み友達(おじさん)からのスタンプ(?)の扱いに困ったり、47回生Iくんからの「招待」なるものの意味が判んなかったり、56回生Y丸くんに色々教えてもらったり、56回生Nくんとの一週間後の飲み会が決まったり、酔い寝堕ちる暇もないくらいの怒濤でど焦り。