日本国憲法みたいな食堂のおばちゃん「お残しは、これを許しまへん」

 「お前の持っているCDウォークマンウォークマンではない」という衝撃の宣告、スマホより小っさい機器を見せられて「これが今のウォークマン」と言われた時のショックたるや。本当に知らなかったんで、目が点になりました。そんな私に、10以上年上の先生方が「何を言うか、カセットを聴くためのアレ以外をウォークマンと呼ぶことを俺は認めん!」と。「そっかぁ、僕、完全なる糊代世代かぁ」と呟いたら、平成元年辺りに生まれた後輩物理先生が「僕らは中高がMDですよ」と応じて糊代を名乗る権利すら持って行かれました。むぅ。

 本日の母君はリハビリステーション、朝は訪問介護の方がステーションへの送り出しを手伝って下さいます。で、朝食を作成した後に出勤するのですが、帰宅したら、朝食の分の食器の片付けだけではなく、シンクやガスコンロの掃除、コンロ周りの調味料の整理、等々の家事が一通り成されており、ちゃんとした家のキッチンみたいになってて感動しました。訪問介護の方のお陰で、私のクオリティオブライフが爆上がりです。

 授業は午前中に高3漢文(センター)が3コマ。高1古文の(内進・外進の)2種類の授業準備、『合格体験記』校正、等々の仕事。15時から年休を取って、母君のリハビリステーションへタクシーで。施設の方・ケアマネKさん・母君・私でリハビリ会議。
 ステーションへ着いた時、母君はレクレーションで栞を作ってお出ででした。本物の植物(落ち葉)をラミネート加工した逸品で、以降私の読書はこの栞を使っています。また、施設の広報紙に掲載の写真を撮っている最中だったので、母君と私が完成した栞を挟んで並んだ写真を撮って戴きました。母君は割と解りやすく、私はかなり解りにくく、二人とも笑顔の写真が撮れる可能性は10%の二乗というところではないでしょうか。こちらもラミネート加工してその場でお土産にして下さいました(これが、後々大変有り難い効果を発揮することになります)。
 母君の送迎は施設の方にお任せし、私はタクシーで学校に戻って仕事の続き。夜はいつものように入浴~入浴介助~夕食作成、からの「もりき」独酌。

 内田樹小田嶋隆釈徹宗白井聡・仲野徹・平川克美平田オリザブレイディみかこ鷲田清一『待場の平成論』読了、★★★。
 松田奈緒子重版出来!(13)』読了、★★★★★。