マジ、デリカシー

 母君のことがあって以降、色々な方から「お一人ではお寂しいでしょう」に続いて「そろそろ伴侶を……」というニュアンスのことを言われる機会が増えたんですけれども、超ベテラン美術・ザ・スピリチュアル先生を通じて国語科恩師先生から贈られた「そのまんま一人、どげんかせんといかん」というフレーズは流石の「いい性格」だ、としみじみ感じ入りました。

 水曜日は高3の漢文センター(クラス別授業)5コマ。その後、本日は16時から年休を取って市内の仏具店に行き、母君のお位牌の予約注文をしました。
 お位牌は、12月上旬の四十九日の時にS寺で魂を(木で作った仮のお位牌から)移し替えていただく正式なもの。これだけは張り込む(とは言っても限度はありますが)と決めて売り場を一頻り眺めた後、値札を見ずに、「紫檀 優雅 風桜」という名の蒔絵物を手に取りました。木の名前に母君のお好きな「紫」の字が入っていること、蒔絵で桜が施されているのを植物がお好きな母君ならお喜びになるだろうこと、そして、母君の名前の一字「優」が使われていることも決め手に。これと決めて値段を確認しようとタグを見たら、「優雅」の字が間違って「優美」になっていました。店員さんには「失礼しました」と言われましたがそうではなく、これにして欲しいという母君の思し召しなのでしょう。母君のお名前は優美子さんです。

 夜は「もりき」で読書独酌。