人生とは前向きに進むしかないが 後ろ向きにしか理解できないモノである

 F校の教員がよく使う文化街の小料理屋に初めて一人で行き、カウンターへ着席。したら隣に「すっぴん白髪の美輪明宏」との形容がぴったりと言う他ないような還暦超えのオネエ様が居らしゃっており、日本中にお弟子を抱える日本舞踊の先生だということでした。で、その人が開口一番私に「あら、こちらの方はちょっと変わった雰囲気。普通の方じゃないわ~」って、流石にお前が言うなと思いました。楽しくお喋りしたんですけれども。

 定期考査初日は出題無し、午後放課後は、3時間のクラス自習会を監督。
 絶対英語を頑張らないといけないのに「つい」「何となく」勉強をサボって平常点が20点中3点しかなかったという理由で担任(←私)を全ギレさせ、次で英語が目標点に届かなかったら10月末に大会がある部活を即退部と強引に約束させた某君ですが、本日初日に行われた英語で目標点をクリアしてくれて安堵。いや本当に私心から安堵。瞬間の感情で「次で××点以下だったら部活退部じゃ他のメンバーの迷惑とか知るかボケがあっ!」って言ってしまった後の後悔ったらね、やっべーよ青春懸けて取り組んでる部活の結束崩壊させちまうかも知れねーよでも吐いたツバ飲む訳にゃいかねーから絶対無かったことにはできないしうわーこれマジで××点に届かなかったら俺教員として詰むわ終わるわ、と多分某君以上に焦ってたもんでですね。でもって本日、英語の先生に頼み込んで先に採点をしてもらった点数が目標点クリアだったってことでね、マジで良かった~、と心から喜びつつ某君のもとへ駆け寄る。
 私「某、喜べ~、ノルマクリアだ~!」
 某「ほんとっ? やったーっ!」
 私「ってお前『やったー!』じゃねぇよ何××点丁度なんて点取ってんだよ普通10点位は上回るもんだろがっ!」
 某「え~、そんだけしかなかったの……?」
 常に想定の点は下回ると知れ。