2時に起床し、家で旅行準備。東京2泊なので普通なら衣類はそう要らないはずなのですが、明日の結婚披露宴に着ていく礼服と革靴とがキャリーケースの容積の大半を占めることになりました。キャリーケースガラガラで歩いて5時の学校入り、担任業務・時間割業務等明日の欠勤の埋め合わせ仕事を行い、8時40分ホームルーム、1・2限高2現代文授業、を終えたら午後から年休を取って速攻で新幹線。K市→博多→品川です。
F高56回生M氏の結婚披露宴(明日のお昼)の為の上京です。F校から呼ばれたのは56回生学年主任だった英語先生と、彼が高3の時に所属していた文系クラスの副担任だった私の二人。英語先生は、現在の高3現役学年の主任でいらっしゃるのですが、忙しい合間を縫っての上京、私の父親の年齢ながらバイタリティが凄まじい。先生とは別々に上京しますが、今日の夜は56回生有志と集まって飲む予定。21時渋谷で、場所は私が予約した「道玄坂漁」。
さて、新幹線は品川、山手線で渋谷、宿泊のカプセルホテルにチェックインの後は、夜のF校飲み会を前に私が上京するなら絶対予定に組み込むオツカル様とのカラオケデート。事前連絡(Twitter)では「一曲だけ隠し球を準備しておく」と仰ってたオツカル様ですが、さてどうなることやら。渋谷パセラにて2時間の勝負、18時からですがノンアルコール、ガチです。
池①「応援歌、いきます」(細川たかし)→オ①「燃えろ夜明けまで」(西郷輝彦)
私はなぜか遙か昔に一回紅白で聴いただけ(確かトップバッターだったはず)の歌が突然歌いたくなり。作詞は糸井重里だったんですねぇ。演歌だから知らなくても雰囲気で歌えるかと思ったけれども流石に無理があったので、今度しっかり練習しよう。サビは気持ちいい。オツカル様は本人曰く「隠し球」の西郷輝彦古稀の新曲。「あのね、振り付きなんだけどお爺ちゃん全然踊れてないの」というその歌番組映像を後で見せて貰ったら、ジャケットプレイがあまりにスローモーだったのに大笑い。
池②「かっこいいブーガルー」(渚ようこ・半田健人)→オ②「おーい! 車屋さん」(忍者)
私は気を取り直して大好きな歌。クレイジーケンバンドとのデュエットの時は「かっこいい剣とようこの音楽が」だった歌詞がそのまま「健人」で通用する人選。仮面ライダーのファンイベントで「また逢う日まで」を熱唱してママさんファンをドン引きさせたという半田健人ですからねぇ。オツカル様の歌は「21エモン」のオープニングなんだそうだけれども今イチ記憶が。「えっと、ゴン助がリヤカー引いてた?」「引いてた!」
池③「Plastic soul」(山崎まさよし)→オ③「埠頭を渡る風」(松任谷由実)
山崎まさよしの中で(「名前のない鳥」に次いで)2番目に好きな曲を選びました。女性ボーカルはキーを3つ下げて地声で歌うというのがモットーのオツカル様曰く「この人(ユーミン)のは原キーでいける」と。まぁ同感。
池④「盛者必衰の理、お断り」(KANA-BOON)→オ④「人形の家」(徳永英明)
絶対歌いたかった2013年とれとれの新曲。意外に詰まらずに口が回った。流石に国語教師ですから、「平家物語」と「寿限無」は歌詞を見なくても大丈夫なんですのよ。オツカル様は徳永英明のカバーバージョンだったんですけれども、多分「本家(←ミコちゃん)の方がどんどん演歌っぽくなってる」ってのが言いたかっただけだな。「わたしわ~んわんわん、は~な~たに~んいんいん」ってコブシきかせて。
池⑤「Baybies are popstars」(松任谷由実)→オ⑤「Lat.43°N」(DREAMS COME TRUE)
突然オツカル様が「そういえば、ユーミンの最新アルバムの歌が相当平井堅だよね」というユーミンファンなら10回は聴いた戯れ言をのたまいおったので、それを選曲。「地球に降りたPopstars」で始まる歌詞の部分、平井堅のあれには全然似てないと思うんだけど。歌い終わった後、「全然似てないでしょ?」って言ったらオツカル様半笑いで「いや、結構」だって。別に歌いたくて歌ったわけじゃないけれども、何となく明日披露宴の卒業生氏ご夫妻を祝福しているような歌だったんで良しとしましょう。で、ユーミンに触発されたのかオツカル様はカラオケでよくお歌いになるドリカム。自分で選んで歌っておきながら間奏の時に「ウチ(←一人称)なんでこの歌入れたんだろ」と必ず仰るドリカム。
池⑥「fake star」(平井堅)→オ⑦「グロリア」(Moon Child)
平井堅のあれをそのまま歌うのはあんまりなんで実はそれよりも遥かに良曲だと思ってる「fake」の方を。間奏のジャズっぽいところを近田春夫は酷評してましたけど、まぁ「fake」だからいんじゃね? オツカル様は「ESCAPE」ではないやつ。映像がビデオクリップだったんですけれども、まぁ古いこと古いこと。
池⑦「サウダージ」(ポルノグラフィティ)→オ⑦「アダバナ」(GRAPEVINE)
私は虚空を見据えつつ誠実に誠実に歌わないといけない(ような気になる)ポルノエスニック。でもってオツカル様、そういうのが好きそうな風には全然見えないのにしょっちゅうロキノン系をぶち込んでくるんですよねぇ。
池⑧「Lonely way」(研ナオコ)→オ⑧「Cage」(鬼束ちひろ)
私のは完全な趣味。作詞は本人、作曲は南佳孝、直前に売れた「夏をあきらめて」路線ですね。割と格好いい曲だと思う。オツカル様は必殺の「キーを3つ下げた女声」。
池⑨「心のphotograph」(国安わたる)→オ⑨「Going To The Moon」(TRICERATOPS)
珍しくオツカル様が「素晴らしい選曲」と褒めて下さいました。アニメ版「ミスター味っ子」のEDですね。80年代アニソンのEDには良曲多し。今回は、Picasso「シネマ」と迷ってこちらを選びました。で、オツカル様は再びのロキノン。「この人たちって僕全然知らないんだけど、もうベテランだったりするの?」「うん、かなりの。ウチ(←一人称)椎名林檎を最初に観たのって『ワンダフル』だったんだけど、その時には既に一緒に出てたから」「なにそれ、椎名林檎を『ワンダフル』でって、滅茶苦茶面白くない?」
池⑩「夕立」(井上陽水)→オ⑩「コパカバーナ」(バリー・マニロウ)
連続で「素晴らしい選曲」を。前奏からオツカルさま驚喜。でもってオツカル様がノリノリで歌い上げる「コパカバーナ」は、実は割とどころじゃなく暗いストーリーの歌詞だったということを初めて知りました。
池⑪「So in Love」(高橋真梨子)→オ⑪「君を想フ」(元ちとせ)
アルバム『高橋40年』にも収録されなかった(というか、オリジナルアルバムにも収められてないはず)地味なシングルですが、私は好き。この曲が出た頃に確か「HEY! HEY! HEY!」にチャンプで出演なさったんですけれども、あの回は爆裂に面白かった。浜ちゃんが下の毛も白髪かとか聞いたのも凄かったけど、何より本人が喋る喋る。キャットファイトで相手に馬乗りになって暴行を加えた挙げ句警察で指紋採られたとかテレビで言ってましたもんね。さて、オツカル様は元ちとせを原キーで。コブシを回すコツを(清水ミチコさんの受け売りですが)お教えしたら大変喜ばれました。
池⑫「キャンディ」(原田真二)→オ⑫「DA・KA・RA」(大黒摩季)
元天才少年(←いかがわしく見える書き方)のヒット曲。「ものまね王座」で初めて知って好きになった曲ってのがいっぱいあるんですけれども、これなんかその筆頭ですね。オツカル様は大黒摩季、「Dance×2 Dancin' Together」で始まる英語部分が地味に面白いという良い発見をさせていただきました。
池⑬「今だけを きみだけを」(松任谷由実)
別に「Babies~」が歌いたかったわけじゃなくて、私はダンダリンが歌いたかったわけで。というわけで、同一アーティスト一日2曲の禁を破って。
21時、予定通り英語先生とハチ公前で合流し(ここで待ち合わせをするのは初めてと仰ったので)、店へ。大学生&大学院生&社会人、と所属は様々ですが56回生有志(Iくん・K文くん・K理くん・Bさん・Tさん)との飲み会。教員2人がパンクチュアルで卒業生有志が全員遅刻、集合するなり英語先生に叱られて高校時代のノリですね。
集まったメンバーは全員が外部中出身組(高校受験を経て、高1A組から56回生に合流した生徒)で、英語先生は主任兼1A担任でいらっしゃったから、話題は専らそちら方面に偏って私は聞き役。
……聞き役だった3時間の中で、唯一天啓のようにネタが降ってきた瞬間。
今回の飲み会組の中で、明日のMくん披露宴に呼ばれているのは私・英語先生・Iくん・K文くんの4人。英語先生は乾杯の挨拶(流石の大役)を頼まれたとのことで。英語「乾杯の挨拶で、あいつ(Mくん)がつき合ってた女子の名前を全部バラそうか!」 女子「え~、それはちょっと」 男子「やりましょうやりましょう!」 という飲み会ノリ。
帰り際に、国語「やめといた方がいいですよ~、Mくんの職業考えて下さいよ、集まる人ってきっと警察系ばっかりですよ~、後ろに手が回っちゃうかも知れませんよ~」 英語「そ~かね~」 国語「ですよ~、面白いながら穏当なものを考えられた方が~」
よし、ネタは仕込んだ。
2軒目にも行って、そこでAくんが合流したような気もするんだけれども、何しろ酔ってたんで記憶はおぼろげで、日付が変わってしばらくした頃(いつもならそろそろ起床という時間)にホテルに戻って即就寝。