泣き叫び 目を閉じて 何ひとつ 許さないで

 豊太郎背信、のシーンの授業準備をしながら、次の学年通信に「教務部から」と題して書く文章の一説を作っておく。以下。
 【「舞姫」豊太郎は、親友相沢に「弱き心」を指摘された後、「我が弱き心」を己の優柔不断に関し開き直る為の武器に使ってから腐臭を放ち始めました。「弱さ」は、嘆き叫び相手の同情を請う・逆ギレ開き直りで相手を絶句させる等、不快回避の目的で己への激励鼓舞を黙らせる手段に最適の武器になります。今後の受験生活に耐えきれず失敗する生徒はたくさん出てきますが、その失敗の度合い、例えば浪人生活の成否等を左右するのは、「弱さ」を武器にする手段に依存したか否かです。単なる「弱さ」故の失敗なら大丈夫、でも「弱さ」を武器にした「強さ」故の失敗ならその取り戻しは非常に難しいでしょうね。】

 来る4月から電通九州に勤務の56回生Oくんから、「先生と久しぶりにお話がしたいです!」とメール。要は飲みに連れて行けってことねはいはい……と思ったら指定の日時がドンピシャ給料日の25日。早速社会人後輩スキルが身についてるんじゃないのか、と心でツッコみながら、諾の返信。

 加藤元浩Q.E.D.(47)』、『C.M.B.(25)』読了、前者★★★★、後者★★★★★。後者の今巻はとても面白かった。