太りすぎてる満月 優柔不断な半月 ダイエットに成功した三日月

 朝4時過ぎの自宅、起床後の入浴で浴槽内の私。昨日授業(センター)で扱った加藤周一『文学とは何か』と、本日特講(東大文系現代文)で扱う西部邁『経済倫理学序説』。風呂場で急に「同じだ!」と気づく。前者「科学・文学・生活」の3項と、後者「仕事・遊び・社会」の3項とはほぼ(この「ほぼ」が曲者乍ら)一致。現神様(現代文の神様)の息吹が胸を通り抜けた瞬間です。特別講義と通常授業との年間計画は完全に別立てて(別々の日に)作るので、連続した2つの授業・特講の本文が同じ論理構造を持つ、というのは完全な偶然。単独の文章の意味が分からない生徒も、2つの文章が同じ事を言っていると並べたら分かる場合があります(それが加藤周一西部邁だ、ってのが面白いですけど)。
 その文系東大現代文の終了は18時。この特講は参加者が20人に満たないので添削が楽(明日5時入りしたら始業に十分間に合います)、ということで漢字だけ採点。「肥大」なんて間違えるのかね、と思うんですがちょくちょく間違える人がいる(特講より遙かに緊張する本番だと散見されるレベルなのかもね)。今回は、女子2人だけが「肥」の字を間違えててクスッとしてしまいました(セクハラでしょうか)。