無意識にイヤリング 気づいたらはずしてた

 校内模試2日目は気楽。出題・採点も終えて私は試験監督だけです。その合間に、明日の東大文系現代文特講で扱う05年三木清を読み(解き)直して……しばし唖然とする。私、これまでの二学年(56回生・58回生)に何を教えてたんだろう。問五の120字、全然言い(書き)足りてなかった。こういうこと、ちょいちょいありますけど慄然としますねほんとに。年度ごとに新しい問題が出題される度に、その新作問題との関係で解答の書き方を変える(一年間の特講の解説の流れに配慮して)のは当然の作業なんですが、そうではなくて解答そのものが間違ってる(とは言わないまでも内容が不足している)ことってあるんです。
 というわけで、「それ」を含み込んで120字の解答を書き直し。どんな時代に、何のために書かれた文章なのか、ということに対する注視が足りていなかったこと、反省です。予備校や問題集毎でそれぞれ違った諸解答に「それ」へ言及したものは無いんですが、私は「それ」が必要なのではないかと思っています。勿論、間違っている、或いは後で間違いだと認識して撤回する可能性もあります。