負けん気なら負けない ココロは不死身さ

 理数苦手で医学部志望の生徒が、朝の職員室で教員を捕まえてトーク中。
 生徒「この間の第2回校内模試みたいに数学が激ムズで、自分が変わらず他が下がる的なことが本試験で起きれば」
 先生「入試で神頼みは駄目やろ」
 って先生、そこははっきり「これから医者になる人間が他人の不幸を望んだ時点で失格だ」って言ってあげても良いと思う。

 F校卒業生でいらっしゃる某氏(先輩)のプライベートブランド米焼酎「富滋味(ふじみ)」のラベルには、国語科恩師先生の絵(お地蔵様)とメッセージとが使われています。某氏が交通事故で意識不明に陥り、その後脅威の回復をなさった後、それをお聞きになった恩師先生が送られたお手紙から取られたそうで。
 本日、恩師先生と仲良しの美術先生を通じて、新しいラベルが出来たからと恩賜の「富滋味」を頂戴しました。このタイミングで。

 お酒を届けて下さった美術先生との会話でいちばん面白かったのは、「う~ん、肺癌ねぇ。肺癌の特効薬は台湾にしかないなぁ」って仰有る先生が全然お変わりないことで(美術先生はF校を後退任の後現在は非常勤でいらして、お会いする機会が激減したのです)、その特効薬は九分九厘間違いなく緑色の粉末なんだろうなぁ、と56回生なら分かるネタですけれども。
 検査入院から退院した母君は早速職場復帰なのですが、介護職故に癌に関しての情報・アドバイスがひっきりなしだ、と電話で。
 母「もう、体験やら治療法やら次々に入ってきてどれが本当かと流石に混乱して」
 私「私の勤務校のスピリチュアルな情報筋によれば、肺癌の特効薬は台湾にあるとのことで」
 母「……」
 私「落ち着いた?」
 母「……医者の言葉を待つ」

 さて、今日の授業は文系東大コースの漢文が午前中でこれは帰りのSHRまでに添削が終了。そのSHRの後は先ほど漢文を返した東大文系コースの生徒に対して今度は現代文の特講。06年宇都宮輝夫、死者の話です。