えらいえらいえらい 先生も どじなどじなどじな

 TQCの信頼できる筋(JTCYさん・ポコ)から、教員免許状は公の資格証明には当たらないのでは? と言われたのですがその時のポコの言葉の中に「猟銃・空気銃所持は免許証相当として使える」と書かれてあって瞠目する。なんじゃそれ、ほなあれかい、人を育てる能力の資格証明よりも、車だ銃だって人を殺すための道具の資格証明の方が信用度が高いんかいと。育てる力の資格証明にも権利を! とあらん限りの声で訴えたい(訳でもない)。ところへJTCYさんから「年金手帳は?」と聞かれる。死に近いものばっかりやないか。更に更にポコからは「教習資格認定証(猟銃の射撃教習を受ける資格の認定証で都道府県公安委員会発行のもの)」も大丈夫、と言われる。なめとんのかい、と。人を育てる能力の資格証明よりも、殺し方を教える(以下略)
 9.5対0.5くらいの勢いで劣勢。これは、住基台帳カードが貰えなかったのを年末にTくんからイタリアン奢ってもらって「慰めし(慰め飯)」のパターンなのかしら。

 高3は試験2日目、の監督を別の方々に代わっていただき年休。先ずは、9時いちばんに福岡銀行に飛び込む。
 住民票・公共料金の領収書・届出印、とを出してキャッシュカード・通帳の再発行を依頼。事前に電話で事情をお伝えしていたのでスムーズにいきました。実は、銀行に届けていた住所は現在の住居(アパート)、現在の住民票の住所が月末に引っ越す新しい住所(マンション)と変わっているために二重に難しいことになっているのですが、再発行手続き・住所変更手続きとも1時間ちょっとで終了。勿論、免許証・パスポート・住基台帳カード的な葵の御紋を持たない私が即日の再発行を許される訳はなく(今の段階では、私は銀行の窓口で「イケノトタツヤを名乗る何者か」なのですね)、新居に届く手続き書を直接福岡銀行窓口に持ち込むことでアイデンティティを認められ、無事に再発行の運びになるのです。最短で月曜日かな。
 因みに、福岡銀行は、現住所から徒歩6分、新住所からは徒歩1分です。

 その新居で、不動産会社・工事会社の方と11時に待ち合わせ。
 私「本当にお手数をおかけします」
 不「いえいえ、今回は大変な災難に遭われて」
 合鍵を作ると日数がかかりにかかって月末の引っ越しにも到底間に合わないので、鍵ごと交換することに。で、交換するには先ずは玄関のドアを開けないといけない、のにその鍵が盗まれたときにどうすればいいのか、というと答えは以下。
 不「先日鍵をお渡しして以降、一度もドアを開けられてないんですよね?」
 私「はい、内覧会以降、部屋に入ってもいません。一度も入ってない部屋の鍵を失くしたんです」
 不「いや、それで助かりました。実はですね、池ノ都先生(←私、「先生」と呼ばれているのです)に鍵の全てをお渡しして、勿論私どもも合鍵を持たないんですが、その鍵で一度でも扉の開け閉めをする前なら、管理会社のマスターキーが使えるんですよ」
 私「ああ、入居前は業者その他が入れるように、ですね」
 工「そうです。一度でも先生が鍵をお開けになっていたなら鍵の110番の出番なのですが、先生の引っ越しが月末で助かりました」
 成る程確かにマスターキーで見事に開錠、鍵ごと交換の工事は30分ほどで終了し、新しい鍵(合鍵もろとも全部)を頂いた後、実験的にその鍵で扉の開け閉めが無事に出来ることを確認したら、先に使ったマスターキーは確かに使えなくなっていたのでした。

 さて、現在の住居の鍵、新居の鍵、両方ともキーホルダーにつけました。これまでの人生では鍵は裸の状態でポッケか鞄に入れていたのですが、これからは文明的に生きます。キーホルダーは、昨年ご退職の保健先生から頂いたもの。先達の導きで生きている私。
 さて、本当なら土曜の放課後に行うはずの東大理系現代文特講を、今週は半ドン模試終了後の金曜放課後に前倒し。理由は、日曜日に小倉半日出張があり添削の時間が取れないので、今日やって明日返しちゃおう、というもの。明日は京大特講だけ行って、それは月曜日に返すことにします。

 その東大理系現代文、今回は上に「超」がつく難問です。7年前に56回生を屠った08年東大は宇野邦一『反歴史論』。03年民俗学者小松和彦)、06年宗教学者(宇都宮輝夫)に続く「歴史」定義は08年度でついに哲学者の手によるものに。64回生理系、解いてる段階で「あこりゃ駄目だ」の雰囲気が立ち上っていますが果たして……と放課後に添削を始めたら、先ず苦手の漢字で「散逸」が崩壊。次に「矛盾」が(文脈は読めても語彙が無いから「無純」になっちゃう「矛盾と書けない大学生」by内田樹、とは違い)「予盾」に。本文読解は……Q.とにかく死体が山ほどあるという意味の四字熟語は何?(byオツカル様)

 夕食は、Hさんちにお呼ばれして、家庭料理三昧……のお酒は私が(卒業生からもらって)冷蔵庫に入れてもらってた日本酒。
 H「東京で全財産失ったくせに」
 私「飲んでるお酒が『繁枡』の純米大吟醸だなんて」
 H「生意気よね~、うふふふふふふふふふ」