てめーら、安倍晴明といっても

 授業は高3文系二次漢文、ですが今日の教材は一橋大学第二問から石川淳『江戸文学掌記』より横井也有についての記述、難。これは午前中の授業後に即添削。
 本日は13時から半日の年休を取って帰宅。午後は、市役所での証明書発行と生命保険更新の手続きのアポイントとがあります。

 就職2年目だったでしょうか。その年度より同じ学年(56回生)の担任団で副担任同士としてコンビを組ませて頂きました英語科パイセン(職場では2年だか3年だか先輩のはず)には大変よくしていただきまして、しょっちゅう飲みに行っては職場の愚痴を吐き散らかし合っておりました。で、今では流石に居なくなりましたが、当時は生徒や時には同僚からまで「つき合ってるの?」と言われるセクハラ被害を2人とも受けておりまして、ある時なんて、職員室で堂々と(昭和から教員というベテランのとある先生から)「えっ、二人ってつき合ってるんじゃないの?」と真顔で驚かれ、パイセンが「私、この人のこと異性とは思えません!」とキレ気味に返した言葉に私が「えっ、パイセン、男だったんですか?」と続けて後からしばかれる、なんて微笑ましいエピソードもありました。
 さて、その2年目のもう一つの微笑ましいエピソードに、パイセンから急に「明日印鑑を持って私のお母さんに会って欲しい」と言われてつき合ってもないのに結婚しろとかいうセクハラなのかなと思ったらお母様が生保レディでいらしてその場で保険に加入させられるというパワハラだったというものがありまして。
 あの日に積み立て式、掛け捨て式の2種類の保険に加入して、そうですか、もう15年にもなるんですね(遠い目)。お陰様で15年間大きな病気一つすることなく歩みまして、掛け捨ての方は本当に金を溝(どぶ)に棄てたようなもんなんですけれども(安心を買ったという言い方ありますけど、毎月の引き落としを観る度に心臓がチクリと痛んだやつと相殺されるんじゃない? とも思う)、積み立て式の方が15年間で180万の満期を迎えたらしく(月1万円だったんですね)、あら私過去の私から急に180万円もお金を貰えるの? と驚いている今は最中なんですね。過去の私というのは毎月のカード引き落としという形で私から金を強奪する強盗みたいなものだとばかり思っていたんですけれども、たまにこういう罪滅ぼしをすることもあるんだ、と。

 免許証を持たない私は、私が私であるということを初対面の生保レディAさん(現在の担当は、パイセンのお母様から引き継いだ別の方)に証明するための書類を、市役所に行って発行して貰わないといけないのです。今日はマイナンバー入りの住民票と印鑑証明書とを。
 で、市役所経由で西鉄K駅、ミスドの前で待ち合わせて、そのままミスドでお話をすることに。2人ともドリンクのみの注文で、支払いはAさんが済ませて下さいました。いつの間にか支払いが(従業員さんへの手渡しでは無く)機械に硬貨紙幣を投入する形になっていました(コロナ対策でしょうか)。Aさんはなかなか勝手がお分かりにならない様子でしたが、これは支払い方が変わったからというよりかは、この手の店に全く縁が無いからというのが理由の様子。

 久々のミスド、壁に「滞在2時間まで」とこれははっきりコロナ対策。机と机との間に透明ボードの仕切りもありますので、我々のようなデリケートな話をするのには都合が良かったです。で、2時間は流石にかからないだろうと思っていたら、予想に反して2時間ジャストの時間がかかり。先に180万円の支払いの手続きを終わらせた後、積み立て式・掛け捨て式2種類について新しい保険への更新をするんですね。iPad(みたいなの)をタップしながら、手続きが割と細かくて手間取りました。
 積立型については、月1万から3万に増額することが決定。掛け捨ての方は月の支払いがこれまでより5千円値上がりするものの、保障範囲が15年前のものとは比較にならない程に広いという説明でした。パイセン(のお母様)を通じてですので始めから何を提案されても断る気はありませんでしたが2つだけ、癌治療の保障額と、精神疾患による休職の保障の有無とは確認しておきました。あと、私が死亡した場合のお金の受け取り人に母君をお願いすることが出来なくなっているので、受取人の名前を変更しました(人に言えば、普通はそんなことをしないという受取人です)。

 10/1は「自粛御膳」をお休みして「もりき」でパスタを。折角西鉄に出るのなら街に出て飲もうかとも考えていたのですが、2時間もかかって(終了19時過ぎ)疲れてしまったので、結局家の近所で済ませることに。
 お酒は千葉「稲花」(純米 かもし酒)。