山盛りいれて 男もつらいけど

 出勤の時間をいつもの通りに戻して職員室5時入り。授業の板書準備の後は、高3某生徒のセンター試験(小説)苦手傾向分析。10年超の過去問の全ての誤答(どんな問題でどんな選択肢を選んで間違えたか)を洗い出して、どういうミスが多いのかを抽象する作業を2時間。その結果は、B5便箋で3~4枚のお手紙にまとめます。生徒氏は8時に職員室、先の分析の結果を受けた面談を30分。
 授業は3コマ(1・2・4限)でセンター小説。最後の小説教材は出題年度も出典も古いですが、島崎藤村『夜明け前』です。タイトルの縁起が良いので去年の63回生もこれを最後に据えました。ただ、中身は暗いです。

 空いている時間には、来週月曜日に行われるセンター特講の解答解説プリント作成。14年度センターは、齋藤マレッシーの評論は自作の解答解説があるのですが、小説の岡本かの子の方はこれまで作ったことがなかったのです。それを作成。B4プリントで3分の1程の余白が残ったので、埋め草瀬戸内寂聴『奇縁まんだら』から岡本太郎がかの子を語った箇所。

 6限の学年集会は、体調不良でダウンの先生の代わりに壇上でお話。先生ったら、2限の授業(冬休み前最後の文系数学)だけは這ってでもやる! と本当に這うように学校にお出でで、授業をおやりになった後で這うように帰宅なさってました。「疲れては(憑かれては)いけない」とか軽口かけるのも躊躇われる執念です(ってか軽口かけようとすんなよ、と)。

 仕事後は、久しぶりの焼き鳥「Y」で独酌。とりわさ、串5本、牛すじ煮込み。本は松本博文『東大駒場寮物語』、面白い。因みに、私が駒場にいたのは1999~2000年で正に駒場寮の末期も末期、著者が東大で過ごした(駒場寮で闘った)数年後
です。飲みながら渋谷の「I」に電話をかけて、27日の58回生の飲みの会場と時間を確定。
 K市民の平均寿命って低いんじゃないだろうか、と疑いたくなる焼き鳥屋→ラーメンという名物2連打。最近体重の減少が頓に著しいので、無理してラーメン屋「M」に寄ってラーメンライスと瓶ビールで胃にとどめを刺してから帰宅。