キミが生まれて 出逢えた事 その事だけで

 今朝は5時台に母君が自宅に来られて庭いじりをなさっておられましたが、昨日というか今日(←日付跨いだ人間のこの常套句を使うのって久しぶりじゃないかしら)が遅くて殆ど夢現の状態でお相手をしたために癌患者に体調を心配されるという失態をかましてしまいました。理由は口が裂けても言えるもんじゃありません。
 母君がリハビリステーションに戻られた後、少しだけ「DQ11」をプレイして表向きの最終ダンジョンを攻略したのは、日常生活の(何をしてても未クリアのゲームが気になる)しこりを取り除いたという意味では前進なんじゃないかと思います。人生のハードルが低い上に、「少しだけ」と書いた時間が実際は3時間だったという駄目さ加減については自らの目耳口を閉ざすことにします。だって、12時に宅急便が届くまではどうせ外に出られなったんだし(上京ホテルから送った荷物です)。

 昼過ぎから学校に出向いてデスクワーク。お盆期間で土曜の学校になんて誰がいるはずもありませんが、本日の夕食を約束している63回生Eくんってまたお前かよこないだたっかいピザを飲むみたいにして食ってたじゃねーか、が来校して「誰ともアポをとってないけどとりあえず体育館でダブルダッチの練習をしたい」とか我儘を言い出したので、我儘に対しては徹底的な甘やかしで報復するタイプの人間として、警備員さんに炎熱体育館の入り口を開けてもらい、入館即上裸のEくんにペットボトルのお茶(しかもたっかいヘルシア茶!)を差し入れする。ラビット(雑に言えば「逆立ちジャンプ」)の練習をするんだそうです。

 さて、そのEくんとご一緒するのは肉料理「I」で、Twitterのフォロワー諸氏に対して「誰か来ます~?」のゆる募をかけたらまさかの58回生Fくん(63回生とは全く関係がない)が手を挙げて、でもってこないだの55回生Tくん相手の時と同様に友達胃袋宇宙大のEくんが「全然問題ないっす~」という返事だったので、今日は47回生(私)、58回生(F校親玉大学医学部6年生)、63回生(東大教育学部3年生)の3人で飲むことに。

 63回生が58回生に敬語を使うのはまぁ当たり前だとして、58回生が63回生に敬語を使うのは違和感があるけど、と言えばFくんは「いや、そんな、東大様に対して」なんて思ってもない言い訳してましたけれども、どうしてEくんに気後れすることがありましょうか。もしかして、趣味みたいに財布なくす癖が数日前に炸裂した結果現在全財産が3000円しかなくなったからとりあえず緊急事態に財布として使えばいいと普段から考えている池ノ都のゆる募にのっとけということで手を挙げた浅はかさと浅ましさとをEくんから馬鹿にされているんじゃないかと思っているんでしょうか。それなら、東京ピザとK市肉とで胃の中に諭吉一枚分程度の飲食物を流し込んだEくんもそんなに変わんないと思うから気にしなくていいはずです。
 Fくんがトイレ行ってる間にEくんが「でも、財布なくしたっての、あれ嘘かも知れないからねぇ」とサラッと言ったのは「ほう」とちょっと感心しました。そゆこと考えられんだね。私は、何か物を失くしたり落としたりしたという話を目の前の人がしたら、必ず「それ、新しいカツアゲ?」と聞くようにしています。

 Eくんに言いたい。食いっぷりから美味しいと思ってもらえてるのは確かに伝わってるから文句は言わないけど、取りあえず1軒目を出てから先ず「美味しかった」とか「ご馳走様」とかを言う前に「担々麺が食べたい」とか次の食い物の話をするのは勘弁して欲しい。でもって、1軒目で〆のチャーハン(ガーリックライス)まで食っといて次もまた炭水化物かい、剰え上に肉がかかってるやつじゃないといかんのかい、とこれは小食コンビの私とFくんとが揃って絶句。
 1軒目「I」から徒歩5分、中華料理「H」で少しだけ飲み食いをして健全に解散。何しろ「H」が自宅徒歩1分なので、帰りはFくんにEくんを送ってもらいました。Eくんからは、後から「帰り道でFさんとも仲良くなれました~」ってメールが来ました。流石。