優等生某くんの日直感想「花粉が飛ばないように、日本中の杉を伐栽したい」。相変わらず丁寧な達筆で書かれていますが彼には珍しい誤字で、こういう微細なミスにこそ性格が出るなぁ、と陰険ノ都先生はにたりとお喜び。返して曰く、「某くんにそんな乱暴な発想は無～理～。伐（き）った後で栽（う）えようとしてんじゃん」
６時入りデスクワーク、授業は２コマ。合間の高３添削は昨日を最後になくなり、後は２日後に迫った二次本番での健闘を祈念するばかりです。
授業２コマは第５回定期テスト前最後の授業、要するに「舞姫」の最終回なのですが、授業進度に合わせてネタバレ無しで読み進めた生徒には「エリス発狂かよ！」ってなっちゃう人も居ますよねぇ。現代文の国民教材って、「山月記」や「舞姫」は発狂するし、「羅生門」は盗むし、『こころ』は自殺するし、なんでこう辛気臭～いものばっかり選ぶんでしょうねぇ。それ以外で扱った教科書小説って言うと、重松清「タオル」ではお爺ちゃんしんじゃうでしょ、志賀直哉「城の崎にて」って動物殺しでしょ、って感じで。
新久千映『ワカコ酒（10）』読了、★★★★。変わらず良いシリーズ。
そう言えば、アニメでワカコさんをやっていた（数話だけ観ました）沢城みゆきさんが新しい（第６期）鬼太郎の声を担当との由。野沢雅子さんの目玉の親爺（これは膝を叩きました）、はまり役が約束されている古川登志夫さんのねずみ男と合わせて楽しみ。自宅のTVは毎週録画が出来る設定になっているので、これは全話録画です（今は、『東大王』と『サワコの朝』とを撮り溜めています……なかなか観る機会がないですが）。
