子供だけの為に年とった 母の細い手

 谷口功一・スナック研究会『日本の夜の公共圏 スナック研究序説』読了、★★★。論文集としては(恐らく……私はスナックの経験が皆無なので、あくまで恐らく)石の方が多い玉石混淆で、しかしこれはスナックを研究対象として取り上げた学問の嚆矢である以上仕方がないのかも(本が出たことが意義深いということ)。

 定期テスト2日目は監督が1コマ、後は生徒の自習答案を添削したり、卒業式の送辞本文を添削(検閲?)したり。後者送辞は、内容は極々無難なものだったのですがとにかく字が美しくて吃驚しました(こんなの見たことないというくらい)。あとは、ふと浮かんだ「ネタ」が中学入試の言葉の問題に使えそうなので成文化したり(言葉の問題は古びないので、何年何十年先でも出題が可能です)。

 生徒半ドン、私も14時から年休を取って帰宅。母君が炊飯器をお求めになりたいということで、一緒に買い出しに行くためです。自宅から徒歩3分……私の足なら3分ですが、母君の歩行に合わせれば10分弱……のディスカウントストアにて、10000円程度の製品を購入。15年前に独り暮らしを始めた時には、まさか自宅で米を炊く日が来るとは思ってもいなかったのですが。
 そういえば、1月(のビジネスプラン・コンテストの時)に夕食をご一緒した65回生Hくんから、「東大むら塾」で作った米(天日干しのものと機械干しのものとの食べ比べセット)を頂いていました。それで、炊飯器と一緒に米を買う必要がなかったんです。Hくんに多謝。もしかしたら、あれが今日炊飯器を購入することのフラグだったのかも知れません。

 帰宅後、母君は頂いた地域米を研ぎ始められ、私は風呂を沸かして入浴。その後、炊き上がった米を試食(?)させて頂きました(美味しかったです)が、まだ茶碗を購入していないので、よそったのは雑煮用のお椀の蓋です。ディスカウントストアで茶碗を買うという案は母君により却下。茶碗は、デパートの売り場で質の良いものをお求めになるそうです。

 でもって、財布と食事は別々ということで、私は18時過ぎに自宅を出て、夜は一年ぶりくらいに訪れる居酒屋「M」にて読書独酌。店員さん3人から「お久しぶりです!」と言われてしまいました。ここ、F校教員の大人数飲み会(二次会)の御用達ですからね。