時鳥 早も来鳴きて 忍音もらす

 3時半起床、書斎で板書準備他デスクワーク、入浴、母君の朝食を作ってから出勤は7時半。本日は母君が週一のリハビリステーションの日で、昼に自宅往復する必要はなし。

 高1古文の初授業。F中学では2年次に中学の単元を終え、3年から高校の単元に入ります。その関係で、外進A組よりB~E組の方が高1当初は履修内容に関して先んじており、A組は高1の間に(同じ教科書を使いながら)進度に於いて追いつかなければならないのですね。要は授業の準備が2種類必要だということでこれははっきり言って面倒くさい。例えば初回の授業なら、B~E組は「祇園精舎」、A組は「児のそら寝」です。
 ただ、本日の「初授業」の内容はそれではなく、A~E組共通で「古文とは何か」というガイダンスを2時限かけて行います。中学高校において「古文」「漢文」の学習が始まる理由を(私なりの牽強付会で)お話しして、その理由を端的に示す短文(唱歌「夏は来ぬ」の歌詞)を実際に解釈するという流れ。具体的に初回の授業では、最初の15分で授業形態の説明、次の15分で「古文」を学習する理由の講義、最後の15分で唱歌「夏は来ぬ」の歌詞を書き取る小テストを行います。次回、2度目の授業で「夏は来ぬ」の歌詞を(3番までですが)古文として解釈するという講義を行い、それを以って年間を通じた「古文」授業のガイダンスに宛てます。その後、内進・外進別内容の教科書授業を始めるという流れ。
 今日は1・2限に授業があって高1の2クラスでデビュー戦。最初の30分(15分×2)の話は定期テストに全く関係ないと言いながら、何かよくわかんないことをひたすら書いて喋ってという細長い生き物を見て、2クラス80人の皆様はどう感じられたのでしょうか。そして、小鳩くるみとやらの歌う「夏は来ぬ」とやらの歌詞を聞こえたまま平仮名で書き取るという目的の見えない小テストを強制され、その結果全く日本語になっていない暗号めいたフレーズを答案の上に書き並べることになったご自分の聴覚について如何なる自己判定を下されたのでしょうか。

 通勤バッグにアクキーを入れている程度には推している地下アイドル、絵恋ちゃんさんがライブ活動休止の半年を克服(?)してついに復活、4月末のライブ解禁は(「男く祭」と重なって)参戦不可能で残念だと思っていたら、5月3日に下北沢で追加公演を行うことが告知されました。やっほい。
 で、2日(木)の渋谷ミュージカル『キンキー・ブーツ』と3日(金)の下北沢ライブ「YAMIAGARI 下北でもネギは食べない」と、誰か同行してくれる人は居ないかなぁ、と緩く募集をかけたら、明々後日一緒に飲みにいく63回生Eくんが「両方僕が行くってありですか?」というノリの良いお返事をして下さいまして、黄金週間にまさかの2日連続ランチデートという展開に。取り敢えず、2日(木)の渋谷「LATURE」ランチタイムが空いていたのですぐさま予約を入れました。
 Eくんは絵恋ちゃんさんのTwitterアカウントをフォローしておりYou Tubeで映像を幾つか観たことがあるものの、実際のライブ現場には参加したことがありません。復活タイトルで言われている「ネギは食べない」の意味も分からないというので、昨年から半年間ライブ活動をお休みするきっかけになったのが大嫌いなネギを間違って食べてしまって気持ち悪くなったからだという成り行きを説明したら、再び「意味が分からない」と言われてしまいました。