コートでは誰でもひとり ひとりきり

 本日は母君が週一のリハビリステーションで昼食往復の必要なし、学校にはりつけます。水曜日は高3漢文(クラス別、センター対策)の授業が5コマ入っているので、学校はりつきの方が体力・集中力の持続という観点で有り難いです。

 センター式授業の手順は、①解答用紙を配布する、②センター過去問を1問解く、③答案を回収して解答解説プリントを配布する(自己採点をする)、④解説をする、という流れで50分。②が20分で、その間に私は④のための板書準備と、前のクラスで回収した答案の採点・得点集計を行います。最後(6限)のクラスの答案は終了直後に教室外のロッカーを机代わりに採点・集計を行い(5分あれば終わります)、帰りのSHRで返却してもらえば良く、これで全5クラスの授業に関して「遺恨」は残りません。集計した得点の結果(学年全体・文系・理系・クラス別の平均点、及び50点満点だった人の名前)は、翌週の授業の①で配布する解答用紙にデータとして載せておきます。
 今日の初回漢文は12年本試験。学問における「遜」と「敏」とに言及した文章で、これは「学び(真似び)」と「習ひ(慣らひ)」、及びF校校是でもある「和而不同」に通じる導入打って付けの教材で、個人的にも好きな問題です。二次対策は何度もありますが、センター漢文は61回生以来7年ぶりなので授業をしながらちょっと戸惑いました(50分の中に説明を入れ込む時間感覚がやや掴み難かったです)。

 高3の授業は今年度初ですので、最初に自己紹介をします。名前を覚えていただく必要はないのですが、一応、「池ノ都辰也(いけのとたつや)」という形で名前をフリガナ付きで黒板に。珍名なので読みにくいというのもあるのですが、フリガナまで付ける自意識過剰はどこから来たかというと、大昔の中1の初回授業で調子こいたお子様から「先生、その名前の部分のゴミみたいなのは何ですか~?」と、名字の「ノ」を指して聞かれたからです。今では、この「ノ」を殊更大きく書いた上でフリガナも付けるようにしています。因みに、この自己紹介では毎回「その『ゴミみたいなの』って発言した生徒、2浪しましたけどね」と言えば一笑いいただけるので大変重宝しております。

 今日は授業が5コマ、空いている1コマと昼休みとを使って授業準備。明日は高1A・高1外進組(2クラス)・高3文系二次対策、と3種類4コマの授業が控えているので準備が大変です。空いてる2コマと休み時間とは高3二次対策の添削で蒸発するので休む暇はありませんし、6限終了後は高1Aの「自己紹介」に臨席ですからね。
 お昼の自宅往復の暇はとてもじゃないけれどもありませんから、朝の内にコンビニで昼食(軽食)を購入しておく必要があります。

 既にご退職なさった超ベテラン保健先生から、フリーズドライのお味噌汁を大量に戴きました。これは、母君のお食事を作るに際してどうしても時間がない! という時に大変助かります。多謝。