骨の髄まで ゴメンなさいネ (人間様には負けるワサ)

 25日が給料日で、26日が前月のカード使用料金の引き落とし日。舎畜(学び舎なので「社畜」ではなく「舎畜」)になって初期の頃は、ほぼ0の預金残高が25日に一気に(っつっても年齢万円以下ですけど)増えて翌日26日に一気に減る、30日置きでそれを繰り返す様を「心電図」と呼んでいました。カード引き落とし残高照会の電話番号は「泥棒」という名前でスマホに登録しているのですが、泥棒の正体は前月の私という枯れ尾花。でもって、給料日前には現金が無いからという理由でクレジットカード利用可の店(←大体高い)で夕食を食うとかいうことをやってましたからね。貯金できない人間の「あるある」です(多分)。
 今は事務嬢さんの教育(調教)により貯金もまぁあるっちゃありますし、引き落とし日が怖いという感覚も無くなりましたけれども(上京した翌月なんかは割と凄いことになりますが)、今日の引き落とし額は例になく少ないものでした。自粛生活、効いてます。

 今日は高2現代文、試験前最後の授業なので、各生徒に平常点を知らせるメモを配布します。定期テストは素点(テストそのものの点数)に平常点を10~20点の間で加味することが決められていて、その点数は出席点・小テストの点数・提出物等々で決まるんですが、私はこれが好きではない。
 私がF中だった時分に始まった制度だと思うんですけれども、純粋学力なら点数をつけられても文句は言いませんけど、幾ら生徒相手だとは言え他人様の人生に点数をつけないで頂けません? ってな風に思ったんですね(小テストなら、まぁ納得はいくかなぁ、ってとこ)。大学入試において純粋な試験以外の点数要素をどんどん増やしていく(それまでの人生での体験だとか、面接だとか)のも同じ理由で嫌。
 ですけれども「舎畜」なんで決まりには逆らえず、仕方がないので私は平常点10点に「加点」方式で点数をプラスしていくことにしています。自由提出の作文を出してくれたらプラス1点、漢字の小テストで満点だったらプラス1点……。今回は、2ヵ月間の休校期間に自由提出物をたくさん設定したこと、漢字の小テスト5回の出来が良かったこと等あって、10点満点の平常点の学年最高点が19点でした。そのまま加味しますので、19点のお生徒さんが定期テストで狙える点数は最高109点ということになります。頑張ってね~。

 似鳥鶏『目を見て話せない』読了、★★★★。『育休刑事』もそうでしたけれども、倫理的啓蒙色が強いですね。今回の作品については、ギャグと啓蒙とがやや調和しきれてなかった印象ですけれども。因みに、私、極度にコミュ障である主人公(大学1年生)の一人称が「俺」ってのに違和を覚える程度に、「俺」という一人称に対して偏見を持っています。
 内田樹・内田るん『街場の親子論 父と娘の困難なものがたり』読了、★★★。正直、今イチ。内田樹さんは、対話形式なら(今回の本は手紙のやり取りですが)ご本人よりも「上手」が相手である時の方が光ります。あと、私自身が「親子関係とは」というテーマに対する興味があまりないのも影響しているかな。

 6/26も「自粛御膳」はお休み、二日市「月空」へ行き、63回生Mくんパパの手になる絶品料理を頂いてきました。牛モモのたたき風カルパッチョ、山かけマグロ、串物、キムチ雑炊……一日一食にしてもやや食べ過ぎ(美味しいから!)。日本酒は鳥取「千代むすび」で「こなき」という命名鳥取で「こなき」ですから、ラベルには翁がデザインした爺が描かれています。辛口を謳うだけあって正直味は……でしたけれども(以前新宿の鳥取料理「かば」で飲んだときにそうだったので、今回の「日本酒チャレンジ」でも敢えて瓶では買いませんでした)、ラベルの力で★★★。
 4日も料理をしていませんのでやり方を忘れそう。材料は買い込んでいるので、明日と明後日とは自炊にするつもりです(明日はどうやら大雨みたいですし……)。