トモエを卒業した子は、小さい子供の心を忘れるはずはないのだから

 本日高3は外部模試2日目、私は授業無しで監督業務。今回の模試は共通テスト(←名称嫌)型でマークシート方式なんですが、2日目本日は「数学Ⅰ・A」「数学Ⅱ・B」がありまして。秋の初めのこの時期の監督は、数学の監督が楽しみなんです。
 最初に行われたのは「数学Ⅰ・A」(70分)。紛らわしいのですが、共通テスト(←名称嫌)の最初の数学には「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・A」という2種類があり、配られる問題冊子は前半に「数学Ⅰ」が収録され、後半途中から「数学Ⅰ・A」の問題が始まるのです。F校生は(志望大学の性質上)「数学Ⅰ・A」を受験するので全員冊子の途中を開いて問題を解き始めないといけないのですが、間違って最初のページの「数学Ⅰ」から解き始める粗忽が、まだ慣れていない秋頃には一定数以上居るのです。これは、2時間目に行われる「数学Ⅱ・B」も同じ(冊子の最初には「数学Ⅱ」という別科目が収録)。
 というわけで「数学Ⅰ・A」の監督を開始してから3分後に、机間巡視(授業中には絶対やらないんですけど)を舌舐めずりで。お~、居るわ居るわと近づき、後ろから肩をぽん、と。振り向く生徒の怪訝顔にニッコリと笑い返して、ページの右上端っこに印刷された「数学Ⅰ」の文字を指さす。アッと驚く生徒、愉しい。私は70回生現高3の担任団ではない(授業担当のみな)ので「肩をぽん」ですが、自分が担任をしているクラスの生徒の場合は手はグーですし向ける先は肩ではなく旋毛です。

 9/15の「自粛御膳」。
 牡蠣炊込御飯・温泉湯豆腐・烏賊納豆・生春巻・トマトモロヘイヤサラダ・小鉢8種。
 434蔵目・千葉「鳴海」(きもと 純米 スパークリング うすにごり)。
 1日1食とは言えちょっと多かったかも。嬉野の温泉水(専用の豆腐を入れて温めると白く濁ります)は、豆腐を食べた後は蕎麦猪口で飲むんですけれども、今夜は焼酎を割ることも出来るのか最後に実験しました(めちゃめちゃ割れました)。

 黒柳徹子『窓ぎわのトットちゃん』読了、★★★★★。日本一売れた本です、内容については言及不要。「新装版あとがき」から一部だけ。
 【『LD(学習障害)の子どもを持つ会』のお母さまたちの中では、どうやら、私が完全にLDだった、という事になっていると聞きました。なんであれ、子どもが、のびのびと、明るく元気に大きくなって欲しい、と、ねがってる私にとって、そういう、お母さまたちも、『窓ぎわのトットちゃん』を読んで下さってる、と聞いて、うれしいと思っています。】
 唸りました。続く文章が【「私ってLDだったの?」と、このことを、もう少しくわしく、私の『小さいときから考えてきたこと』(新潮社)という私の本に書いたので、読んで頂いても、と思います。】
 「頂いたら」ではなく「頂いても」なんです。