私は人生のアルバイト

 山本夏彦『男女の仲』読了、★★★★。筆者と同年(2002年)に亡くなったナンシー関もそうですが、後継が居ない(一人一家の)書き手については、ことあるごとに「あの人ならこれをどう書いてくれるだろう」と思うものです。今、TwitterのTLに、例えば政治なら右左両方が流れて来るんですけど、その中にちょいちょい出て来る「貧すれば鈍す」の言い訳を脆弱な文体に乗せた駄呟を見るたびに「せめて山本夏彦が書いてくれたら……」と思うのです(山本さんなら140字だって長すぎるくらいです)。

 今日は、1・2・3・5・6限が高3現代文だったのですが、久しぶりに完全な演習にしてみました。18年に実施された共通テスト(←名称嫌)の施行テスト、その現代文(評論・小説各50点)を丸ごと解いてマークシートに記入するというもの(授業時間いっぱいかかるので解説・板書は無しです)。通常週2回の現代文が今週は故あって3回。週2回なら評論1回と小説1回とでリズムをつけられますが3回は多過ぎる。そこで、今週は、小説1回と丸ごと演習1回と評論1回にすると決め、今日がその「丸ごと(評論・小説)」演習1回に相当。
 生徒にとっては授業の流れにリズムが生まれますし、私は楽が出来ますし、生徒にとっては模試ではない本物の(しかも現行の形に幾らか近い)問題で演習する経験になりますし、私は楽が出来ます。というわけで、授業前の板書には「号令厳禁」と大書。仕事をしない教員が生徒に頭を下げさせるのは人権問題になりますので(生徒演習中の私は、ずっと机仕事です)。
 6限5クラス終了後、放課後の職員室でマークシート200枚を機械に通して採点。その点数データ・上位者一覧をマークシートの裏に印刷し、それぞれのシートに得点を記入しました(各担任に渡して、返却は明日の朝)。
 あ、そうそう。18年施行テスト、評論が「第2問」で小説が「第3問」になってるんですよ。その後に実施された実際の共通テスト(←名称嫌)では従来通り評論が「第1問」で小説が「第2問」なのに。もう多くの人が忘れてると思いますけど、最初は「第1問」として記述式みたいなのがあったんですよ。導入なんて出来るわけないと端から分かってたから、67回生(施行テストを解いた学年)の現代文では徹底無視してました。勿論、「実用文」とかいうのも完無視(但し、2025年からは試験時間を10分延ばして「実用文」20点を出しますという方針らしいですね。わざわざ評論・小説・古文・漢文から配点5点ずつを恵んでもらって。拘りますねぇ)。

 放課後の職員会議が長かった。終わったのは17時45分。終業時刻は17時やで、と文句を言う必要もありません。そもそも生徒下校完了時刻が18時なんですから。担任や部活を持ってる先生は勝手に18時過ぎまで残ります。私が6時7時に職員室に入って授業の準備をするのも勝手です。

 帰宅、入浴、自炊。今日の初チャレンジは、ほうれん草を炒めること。
 豚肉とほうれん草のポン酢炒め~鯖缶炊き込みご飯~大根ポン酢漬け~きりざい冷奴~鯖おろしポン酢(カップデリ)。私はポン酢の奴隷です。
 721蔵目・大阪「三輪福」(冷夏酒 summer cool)。