此の天然の音楽を 調べ自在に弾き給ふ

 本日、3日間(日曜を挟んだら4日間)の休校を挟んで、漸く生徒が通常通り登校できました(ダメ押しですが、電車路線復旧の遅れを見込んだ開始遅れの短縮授業時間割案も組んでいました)。年間予定では今日からが第2回定期テストでしたが、本日初日の日程をそのまま7/8(土)に移行し、本日はテスト前授業回数調整の特別授業です(全学年6限)。
 私は1~5限で共通テスト(←名称嫌)対策の高3現代文。共通一次88年追試、評論は石川淳「歴史と文学」でした(中公文庫の『文學大概』で読むことができます)。これまた文章の難易度、問題数、問題の難易度、全てが★★★★★の鬼問。よく考えたら、88年の追試験は評論がこれで小説が芥川「秋」だったというのですから受験生はほぼ壊滅状態だったはずです(今の受験生とはリテラシーが違ったでしょうとは言え、やっぱり流石に、と想像します)。

 明日からは定期テスト。昨日の時点の予想では警報レベルの荒天の可能性もあったようですが、どうなることやら。正直、職員室の中には、3日連続の休校とかいう未曽有の事態に、「授業が足りない!」「補充せねば!」とかいう焦りやエネルギーというよりは、「もう仕方なくね?」「自然のことやし」という諦念や悟りの雰囲気が充満しています。生徒の方はどうでしょう、気を引き締めて受験してくれればいいのですが……(事実上、昨日までの4日間で定期テストに関する勉強の勝敗は決しているでしょうね)。

 夜は小料理屋「U」のカウンター。明日は1限が高3現代文の出題です。