もう普通には戻れません

 大村彦次郎『東京の文人たち』読了、★★★★★。本自体が面白かった(文人100人こぼれ話集、些事が鮮やかに伝える為人)のもそうなんですけれども、久しぶりに朝の書斎でゆっくり読書が出来たそのことが嬉しく。
 母君の朝食を作った後(今日は日曜なのでお弁当は不要)、自転車で学校まで往復して仕事の道具を取ってきました。滞在1分だからパジャマレベルの部屋着で良かろうと思っていたら塾の模試があるようで関係者ずらりだったのでちょっと恥ずかしい。

 自宅の書斎で添削をしたり学級通信を作ったり。超がつく名盤だと思っているものの以前山手線で鞄を置き引きされて以来聴けなくなっていた渚ようこ『GORDEN歌謡第2集 エロスの朝』を買い直したので、それをBGMで流しながら。1曲目の「アクエリアス~輝く星座」から最終8曲目「心のうた」まで一瞬も切れ時なし、正に「The Perfect Vision状態」です。途中6曲目の「手紙」(由紀さおりカバー)が本家よりもキーの高いスキャットになっているところなど構成も完璧だと思う。聴き入ると仕事が疎かになっちゃいますが。
 昼前には母君と血痰ネーミングスーパーマーケット「You Meタウン」にて買い物。朝の学校往復は大丈夫でしたがその後雨が降り出して鬱陶しかったので、お昼はさっぱりしたものをと思い蕎麦を茹でてみました。母君の昼食はざる蕎麦、豆腐サラダ、塩鯖のコンフィ(市販)。私はざる蕎麦だけご相伴。

 教員と思えない①、@昨日の職員室。
 事務室からの内線で「先生宛に荷物が届いています」と告げられ、「ありがとうございます、この後取りに伺いますので」と受話器を切った後、後ろの席に座っていた実習生(担任をしたこともある教え子Mくんを含む63回生2人)に。
 私「事務室に私用の荷物を届くようにしてまして」
 K「えっ、教材か何かじゃないんですか?」
 私「違う。CD」
 K「CD」
 私「と、Tシャツ。地下アイドル、絵恋ちゃんのニューアルバム。オリジナルTシャツとセット」
 M「地下アイドル」
 K「聞きたくなかったわ~。信用が消えるわ~」
 私「愚かな。すんごく良い曲ばっかだよ?」
 K「問題はそこじゃないでしょ」

 教員と思えない②、@本日17時より肉料理「I」
 英「4話のラストでさぁ、牧くんが『武川さんのところに』って言うところ。もう切なくてさぁ」
 国「えっ、あれってもう完全に抱かれに行く気まんまんだったんじゃない?」
 英「何てこと言うの! そんな訳ないでしょ!」
 国「え~、そうかなぁ。あ、そういえば、武川さんのサンドイッチマンのシーン」
 英「牧くんの学生時代ね。あれも超可愛い!」
 国「武川さんと並んで座るでしょ? あの時の座り方、覚えてます?」
 英「えっ? いや、覚えてない」
 国「あぁ、じゃあ帰ったら確認したらいいですよ。もうすんごい切なくなるから」
 英「いや、今教えてよ。じゃないと今すぐ帰りたくなるやんか」
 国「あ、そう? えっとね、もうきっと色々苦労してきたんだろうなぁ、ってのが一目で分かる。武川さんの方に顔を向けてるんだけど、膝は反対側に向くような感じで……(実演)こう」
 英「え~っ、全然気づかんやった! うわ、それ見たい今見たいやっぱり帰って良い?」
 国「ってなりますよねぇ」
 ドラマ『おっさんずラブ』の感想をひたすら言い合うだけの飲み会が4時間も続くっての、凄いですね。その4時間、多分「I」の入口から2人のOL民の瘴気が漏れ出てたんだと思う。あんな人気店なのに4時間も他の客が来なかったんですもん。