よくよく通って くれました 唄ってよ 騒いでよ

 午前中に年休を取って母君の月一健診のために「S病院」へ。レントゲンと採血の結果は異常(悪化)なしで投薬治療継続。というわけで、病院を出た後、近くのギャラリーで開催中の絵画教室発表会を一緒に観に行くことに。「近くの」と言っても、私なら歩いて10分の距離を母君に歩いていただくわけにはいかないので、ワンメーターのタクシー移動です。
 ギャラリーには、母君の先生であるところの、美術先生の奥様がいらっしゃいました。子どもの部・高齢の部、という二本立てで、美術教師に通っておられる方々の作品が所狭しと並べられています。母君が描くのは葉書大の紙に果物や風物やというもので、先生方が気を遣って下さり、わざわざ会場の一角に個人のスペースを作って下さっていました。私のスマホで記念写真(母君と私と、母君の絵と)を撮っていただきましたが、母君のお写真を撮ったのは随分前の山口バスツアーの時以来ですね(この先、私が進んでお写真を撮ろうとすることはないでしょうから、記念になりました)。
 タクシーで自宅に戻り、近くのお惣菜屋さんで買い物(毎日通ってすっかり常連です)。その後、母君に昼食をお出ししてから出勤。

 学校で卒業生と挨拶。進学していく生徒にはなむけの言葉を贈ることもありますし、もう一年頑張る生徒に予備校のことや(必要だという生徒には)今後の添削のことをアドバイスすることもあります。春から予備校の生徒に私から言うことといえば3月1日の繰り返し、「この3月の勉強をサボるな」「予備校の講義を切るな」「大学生との関係を続けるな」の3本です。因みに、予備校生に対する添削は、現代文と漢文とならストックがあるので郵送往復で受け付けています。先ず4月から暫く予備校に通ってリズムをつかんで、必要な場合は国語(現代文・漢文の二次)にどのくらいの労力・時間を割けるのかを自分なりに考えてから、学校に電話をして私を呼び出して下さい、と生徒には伝えます。
 合格して大学に進学していく何人かの生徒(主に文系)には、餞別に本を差し上げたり。そのために、上田三四二『無為について』・霜山徳爾『人間の限界』・内田樹『ためらいの倫理学』・斎藤緑雨『緑雨警語』・別宮貞徳『「あそび」の哲学』、等々の文庫・新書本を何冊もストックしています。でも、なんだかこのラインナップ、タイトルだけ見たら希望とやる気とに充ちた大学生に差し出して大丈夫か? ってなりそうですね。本には「○○學兄(○○讃)、虎視淡々、日常性のEASY!」のメッセージを添えて。行ってらっしゃい。

 午後はちょっと早めに学校に出て、たまに行きたくなる銭湯「Y」へ。バイパス沿いの憩いの場、露天風呂や2種類のサウナやとなかなかアトラクティブなんです。諸々合わせて1時間超の入浴タイム。
 自宅に戻って母君の入浴をお手伝い、夕食をお出しした後、肉料理「I」で読書独酌。二週間後の29日に、58回生Fくんから誘われて同回生Sくんも合わせた3人で飲みに行くんですが、会場はこの「I」を押さえています。29日は「にくの日」ということで特別コースが安く提供されるんですね。通い詰めているお店ですが、これを利用するのは初めてで楽しみ。あと、Sくんは66回生に弟くんが居て、今年一浪で東大に合格してくれたんですけれども(何度か添削の往復をしたり電話で話したりしてました)、お兄様との29日の約束は合格発表の前に取り付けていましたから、合格発表までかなり緊張していました(合格不合格で29日の雰囲気はガラッと変わるぞ、と)。