生徒「というかね、池ノ都さんが身なりに気を使わん過ぎ。いくらＦ校出身でもそこまでっていうのは、ない」
教員「何でよ、僕らの頃のＦ校生なんてそんなもんやったような気がするよ。中高一貫男子校でシャツ出し厳禁を私生活でも貫いた結果、大学入学直後に最初に会った女子に『シャツを内側に入れるのは……ないかな……』って言われた系男子ですけど」
生徒「出たーーーーーーーっ！ 恥ずいっ、それは恥ずいっ！」
教員「『ハイスクール・シャツ・イン』って言ったら『ユニバーシティー・シャツ・アウト』って。『シャツ・イン・アウト？』って聞いたら、『アウト．シャツ・アウト・セーフ』って」
生徒「恥ずかし過ぎるやろ」
教員「恥ずかしいとか思うわけないやんか純粋培養なのに。その時に何より驚いたのは、世の中に赤の他人の服装が気になるような人間が存在するんだ、という事実で」
生徒「あ、これダメだ。え～っ、Ｆ校生こじらせたらそんなんになるの～？ いやだ～」
だぁほ、きみら程度の勉強量でＦ校生「こじらせる」なんて100年早いっつーの。女子大生の目を意識する暇があったら、先ずは確実に大学生になれる頭脳を養いなさい。外側ばっかり洗ってなくて、ね？
