かすれゆくシャンソン

 土曜夜に(関西の有名高校の先生が一堂に会する)予備校会議が大阪であるのに参加するため、金曜夜に京都に前乗りして56回生と飲むことに。いつものメンツS・H氏に、今回はこないだちょっとした用事で電話したB氏も交えて。京都の夜なので、ユーミンバーにも行ってみたい所。勿論、紅葉の季節の京都のホテルなど取れるはずもなく、人生初ネカフェ泊に挑戦するつもり。

 本日は授業無し。5時入りで授業準備・担任業務・時間割作業。夜は「もりき」で鴨のつみれ鍋。

 佐野菜見『坂本ですが?(2)』読了、★★★★。1巻より面白かった。坂本に異様に執着する久保田ママが本当に気持ち悪かったのが最高、坂本の躱し方も素晴らしい。
 文藝春秋編『下ネタの品格』読了、★★★。田丸公実子さんが抜群に面白く、それ以外は(柴門ふみが芸能人の過去恥部になりそうな記事を蒐集したスクラップというネタしか)面白くなかった。

 松任谷由実「POP CLASSICO」、★★★★★。特設サイトで事前に一部試聴した時には「地味過ぎる」と不服だったんですけれども、聴けば聴くほどするめアルバム、傑作かも知れない。とりあえず3巡した段階では「Your Eyes Are Magic~終止符をおしえて」の(声の向こうからドヤ顔が透けて見えてくる)ファルセットと、曲調といい歌詞といい遺言だとしか思えないラスト2曲(「シャンソン」「MODEL」)とが印象に残っています。
 それにしても、このアルバムを聴くにつけて、先のシングル(「恋をリリース」)ってのは何だったのかと思わざるを得ません。