あの人も同じ様に 思っているかも知れない

 高2現代文で漱石「現代日本の開化」をやっている板書をご覧になった社会科(高2倫理担当)の先生が、「同じことを言ってる人がいるよ」と一冊の本を紹介してくださいました。エルウィン・ベルツ『ベルツの日記(下)』(岩波文庫)を資料化。漱石「開化」講演に先立つこと10年、全く同じことを医学者であるお雇い外国人が力説した東大退官講演。こういうご教授は本当に嬉しいのです。知は引用力、これに尽きます。

 放課後の長い長い国語科会議の後、科の先輩先生に誘っていただいて一緒にお酒を。ちょっと政治的な話、でもお酒に紛れて忘れてるだろうな(私も半分以上忘れています)。22時には家に帰って即就寝。

 森博嗣『「思考」を育てる100の講義』読了、★★★★。
 木下晋也『つくりばなし』読了、★★★★★。『並盛サラリーマン』とどう違うのと聞かれたら困ってしまうんですけれども、子ネタのセンスと台詞回しの切れ味が抜群だと思う(ほのぼのシュール)。