俺はこういう時に 自由でいるために

 4時に目が覚めて、6時過ぎに学校入り。仕事は高2の現代文のテスト作成、定期テスト後の授業準備、3学期以降の時間割変更作成、等々山積。生徒自習組も8時前後からパラパラと登校して(っつっても5、6人のレベルですけど)いる様子。こっちはこっちで職員室仕事なんでず~っと監督というわけには行きませんが、チョコレートやら何やら差し入れたりしながら時々様子見。
 進学校だから、勉強する子は甘やかしたい派です。場所も提供したいし食べ物もあげたいしおだてたい派。高校で甘やかされたら大学に行ってダメになるっていう意見もあって至極御尤もと承りはするんですが、どっこい中高でぎっちょり厳しく育てられたって大学に行ったら(反動で)私生活山津波なんて人はいっぱい居る訳ですし、ここが大事ですがF校生の力があれば大学で多少崩れたって持ち直すんですよ彼らなりの力で(それは教員が予想している以上に大きい場合が多い)。更に更に、大学行った後だって(卒業生の側が望めばですけど)アドバイスしたり手伝ったり遊んだりしたげりゃ良いじゃないですか。連絡方法なんて幾らだってあるご時世だし、そもそも私立で教員の転勤がないんだから学校に来たらいつだって会えるんですし。
 とまあ、厳しく生徒をしつける力の無い教員の遠吠えですけどね。でも、遠吠えた分は実践したい。自分の身体がいつでも動けるようにしておくことが、今の人生の至上命題です。「俺はこういう時に 自由でいるために 今まで何も 持たないできたんだ!!」っていう男性キャラの台詞がよしながふみ『愛がなくても喰ってゆけます』に出てくるんですけれども、私このシーンを読んだときに心の底からの共感を覚えましたもん。
 寂寥フラグ、ビンビンに立ってるのかも知れませんけどね。