三人模様の 絶体絶命

 授業なしなので、朝のSHRだけでクラスと関わって、帰りのSHRを副担任先生に依頼。昼前に学年主任先生の車に乗せていただいて、サッカー部の地区大会(高2は敗北即引退)を観戦に。私のA組には、ポッター大笑いの某くんをはじめ、4人の部員がおりますので、一応はその応援という名目。
 サッカーど素人の私、試合を通して観たのは(たぶんあれはオリンピックだったと思うんですけれども)深夜のテレビ生中継を徹マンに集中しながら二試合だけ、という人間ですので本格的に生で観戦するというのは生まれて初めて。で、やっぱり分かんないんですわ。走っとるな蹴っとるな手は使ったらあかんのやな、程度なら理解可能なんですけれども、その時その時の子どもたちの動きが何を目的になされているのか(全体的に言うならそりゃ相手のゴールにボールを入れることなんでしょうけど)というのについていけなくてあんたたちもう少し落ち着きなさいよ、と文句を言いたいことしきり。そしてそういうのがあるって知らなかったんですけれど、コートの外から双方のチームの顧問(F校は私と同じ年の体育科先生)が休みなく大声で指示出ししてるその内容もよく分かんなくて(部員だけが分かる符丁なのかな、と思ったら観客もよく理解してるみたいで何このアウェー感)、「2対1でしょ~っ!」って叫んでるその「2対1」ってのが一体何なのか分からないから副顧問の理科先生に伺おうと思ったけれどもいや待てもう一人の副顧問でいらっしゃる数学科先生に伺った方が良いかしらだって「2対1」って数学っぽいから、ってくらい分かってない(1人の相手を2人がマークするという意味だそうで)。だから前半終了後のミーティングの後で某くんに「先生(←私)から一言」って無茶ぶりされても「今のミーティングで顧問先生がお話になった内容のほぼ全てが完全に私にとって意味不明だったので、後半の動きでその意味を教えてください」とか訳のわかんないことしか答えられず。
 格上相手に辛勝、引退は先延ばしされ次の試合は早速明日、乗りかかった船だから観戦に行きますよ(コーラス部の発表会と迷ったけれど途中で降りるのが気持ち悪いからそっちを選びました)。

 で、夜の飲み会(仲良し同僚女性とさし飲み、カラオケ→「もりき」鴨鍋)で昼のサッカー部観戦体験をお話しながら、「サッカー顧問の指示出しっぽくセンター試験を応援する」というネタを作る。「【小説】どうしてそこで主人公焦るの、その場面で主人公が焦ったらだめでしょーっ!」「【数学】そこで線分ABと線分CDの比を考えるんでしょ、2対1でしょーっ!」「【全般】何で10番マークしないの、10番配点高いでしょーっ!」
 いやぁ、スポーツって結構楽しいものかも。