DAWN PINK

 矢野顕子「若いこだま」の最終回の音源を聴く。78年の放送ですよね。放送期間の一年を振り返って名前を挙げられたゲストは、細野晴臣高中正義・アグネス=チャン・ピンクレディー武満徹・柳田真宏・ムーンライダーズ・菊池真美・Char……と、矢野さんファミリーの人もそうでない人も。「あの頃(77年?)でさえ忙しかった彼女たち(ピンクレディー)は、今はもっと忙しくなって、いつまで忙しいんだろう」(←大意)なんて発言に「時代」が表れてて本当に面白い。ピアノ演奏をしながら語りと歌とを行き交うという、彼女のステージなら当たり前の流れも、当時初めてラジオで聴いた人には衝撃だったんじゃないでしょうか。今日聴いた音源では「風太」「ぽつん」「いもむしごろごろ」「サッちゃん」というお馴染みの(でも、今となっては「いもむしごろごろ」以外はなかなか聴けない)レパートリーに加え、岸田今日子の「もぐらのおばさんちょっときておくれ!」のカバーが。初めて聴きましたが、ダーク・シュールな童謡、最高でした。

 昨日の山上たつひこもそうですけど、天才の黎明期の作品って、触れるだけでドキドキしますね。

 早朝の新幹線でK市へ戻り、学校でデスクワーク。夜は「もりき」で日本酒。