どんなに疲れ みじめに見えてもいい

 職員朝礼で管理職。「昨日、非常階段の死角で、個人特定は出来てませんが、男女が……その……抱き合う姿が目撃されたそうです。健全な生活を送るよう注意喚起を」
 って、そんなの日曜なんだし模試の高3の確率が高いですよね(うわ~、どのペアも想像したくないな)。っつか、そんなのわざわざ広めんでも。特に、「やまがつ」「やまだち」だらけの我ら文系男クラA組でそんな話できるわきゃない。またまた共学クラスへの嫉(ねた)み嫉(そね)みが炸裂するに決まってます。
 ……後で高3じゃなかった、と聞かされました。

 さて、朝のSHRに行きましたら、欠席3人遅刻7人! いくら日曜模試が18時までとはいえ酷い。「日常性の維持」原理主義者を担任に抱えて何でこんなにお弱いクラスになったんだろねと呆れつつ、来てる生徒に文句言っても仕方ないのについつい「お前ら疲れ過ぎやろ疲れんな!」と。したら、
 A「疲れは生理現象や禁止は無理やろ」
 B「あのねぇ池ノ都くん、疲れとるのに頑張って来てるのを褒めなきゃ」
 と諭されました。はいはい。はいは一回。

 本日は高3文系現代文が2コマ。二次対策型の演習講義で、東大コースと標準コースが1コマずつです。いつも東大コースのことを書いているので、今回は標準コースのことを。
 標準コースは、あるテーマで複数の大学の過去問を準備し、任意の問題を解かせて添削するという形式。例えば今日は「ことば」をテーマに4題を準備しました。
 佐藤信夫『レトリック認識』(京大96年)
 沼野充義『W文学の世紀へ』(一橋大07年)
 田中克彦『ことばのエコロジー』(阪大05年)
 真田真治『脱・標準語の時代』(九大02年)
 以上4題、の詳しい解説をする時間はありませんので、最初の15分で文章の紹介と「ことば」についての概説(今回は言語と権力との関係)を行い、残り35分で解かせるという形です。
 準備も添削も大変だけれど、このネタを考えたり準備作業をしたりする時間は、教員の方にとっても結構な勉強になります。

 以前、K市内のおされ居酒屋「P」が生ビール100円祭りを行った際、職場の4人(私国語・体育・英語・事務)で出かけて飲み倒した結果お店の人に「申し訳ございません店内のビールの在庫が切れまして」と謝られた、その時の体育先生が来週火曜の居酒屋「H」生ビール120円祭りに参戦決定。「どうしてこういう企画をするんかねぇ、俺らに店を潰せって言っとるんやろか」と真剣な顔で仰有るのが頼もしくも面白い。
 明日の飲み会を楽しみに、夜まで添削ガッシガシ!