優しさは軟弱さの言い訳なのよ

 10年以上前、まだ私が担任を務めた経験が無い時代の日記を偶然チラと読んだら、「もし私が担任をしたら自分のクラスの生徒を猫可愛がりして堕落させるはずなので、生徒たちに申し訳無い(大意)」と書いてあり、担任にならない前に妄想で甘やかしてました。まぁ、実際にそうなった訳ですけれども。

 午前中にお見舞い。もう一週間以上点滴治療を続けているために、腕の針跡が痛々しい状態になっておられます。やっぱり、ポートを入れる手術をお願いしたのは正解でした。コンビニで買った餡蜜をスプーンで掬って母君のお口へ。昔、国語科恩師先生から、どれだけ身体が弱っても認知が衰えても、最後まで喜ばれるのは甘くて柔らかい物だ、という介護体験をお聞きしたことがあります。実践。
 病衣は借りずに自宅から持って行った私のTシャツを着て頂いているのですが(大きめでゆったりした服が良いと思ったので)、入院が延長になったので追加を幾つか持って行きました。「男く祭」のTシャツが多いですが、中には絵恋ちゃんさんのTシャツ(節分バージョン)もあったり。オツカル様曰く、お母様が推しのTシャツ着てた、というのはアイドルヲタクあるあるなんだそう。

 で、私が代わりに贅沢をしても仕方が無いのですが、S醫院近くのうなぎ屋「田中うなぎ屋」へ。1804年創業の老舗にて「特せいろ蒸し」を。母君とも一度訪れたことがあり、その時は大変喜んで下さいました。料理は写真に撮って、明日母君にお見せします。
 ネカフェにて、空知英秋銀魂(1~20)』を通読。夏恒例のマンガ全巻一気読み、大学生の頃は徹夜で『SLUM DUNK』とか『じゃりン子チエ』とか出来てたんですけど、今は体力的にも仕事的にも無理ですので「一気」ではないんですけれども。映画『銀魂2』の所々で「絆」とか「有難う」とか興醒めな饒舌が出てくるな、と思ってたら「原作ママ」だったんですね。

 ネカフェを出た後、もう一度S醫院へ向かい夕方のお見舞い。自宅に戻って入浴。夜は「もりき」。