親戚が来るとどこからか

 9月に大学の夏休みを使った帰省をするという67回生我らB組Aさん(今は文Ⅰの1年生)からメールで、学校に寄って私の特講に参加したい、と。遊びに来た卒業生や教育実習生が特講を受講する(勿論問題を解いてもらって添削もします)というのは多くはないですがレアケースではないので、諾。まぁ、その後食事に連れてけってことになるんでしょうねぇ。

 70回生高1の夏休み課題テストを採点。外進A組と内進B~E組とは別々の問題で、A組は全員よく勉強していましたが、B~E組は中弛んでぜ~んぜん勉強していない人が散見です(上下差が激しい)。ただ、これを「やや悪い」という評価にするかどうかは考えどころで、前に担当した、前述のAさんも在籍の67回生と比較したら勿論「やや悪い」んですが、あの学年が極端に真面目だったというのもありますしねぇ。

 さて、本日は高1Aの授業を1コマこなしたら、早々に年休を取って帰宅。北九州から母君の姉君にあたるFさん、佐賀からFさんのご長女Mさん、が母君のお見舞いに来て下さることになっているのです。お昼前、自宅近くのセブンイレブンの駐車場を待ち合わせにしたら、車2台、Fさんとその旦那様、Mさんとその旦那様、及びMさんのご長女(私とは初対面です)、合計5人の大所帯でおいで下さいました。私はMさんの車に乗せて頂き、介護施設「I」に。
 Mさんから「辰也はオジサンになったねぇ」と笑われましたが、Fさんご夫婦、Mさんご夫婦は、最後にお会いした四半世紀前と見た目が全然お変わりありません(Fさんご夫婦が私の記憶より少しお痩せになったくらいです)。小学校の頃くらいまではよく遊んで頂いたMさんからは、何時も何時もいじり倒された記憶、女性上位の一族です。

 6人でぞろぞろと押しかけた時には運良く母君は起きてお出ででした。基本的にはFさんと母君とを二人きりにして私たちは外野の立ち位置です(母君に召し上がって頂くヨーグルト・プリンやお水を買いに行ったり)。途中こっそり覗いたら、Fさんは母君の身体をさすったり、お水を飲ませて下さったりと、積極的に話しかけながら身体にも躊躇なく触れてお出ででした。ここは妹君のMさんとは真反対。私は三姉妹(Fさん・母君・Mさん)の幼少時代のことを殆ど伺ったことがありません。母君は決して語ろうとはしませんでした。勿論、40年も母子をやっていれば欠片のような言葉を多少拾うことはありましたが、どう組み合わせても幸せな少女時代というものが浮かび上がることのなさそうな欠片ばかりでしたから、若しかしたら私の方が耳を塞いでいたのかも知れません。今日のFさんは、母君のお姉様というよりはお母様という印象でした。

 雨が降ってきたこともあり、寄り道等せず、施設「I」から私の自宅に戻る途中の位置にある中華料理「H」でランチを食べてからお別れしました(ビールもジョッキ1杯だけ飲みました)。
 帰宅後に入浴、書斎で読書や書き物や。学校に戻ってデスクワークでも良かったのですが、ビールを飲んだら立ち入り禁止ですね。

 夜は「もりき」にて独酌。