それが何かのため 誰かのためになったのかな

 もちぎ『ゲイ風俗のもちぎさん セクシュアリティは人生だ。』読了、★★★★★。Twitter発の漫画には2年程度前まで若干の差別意識がありましたが、『女の友情と筋肉』に顔面をぶん殴られました。「差別意識」って、自分の中のそこかしこにあります。実際、1点で序列をつけるのが仕事ですし。さて、この本は作者のデビュー作、毒親を捨てて「ゲイ風俗」で働くようになった(現在は離れている)作者の職業回顧録。凄かったのは昔のゲイ出会い系アプリのデータを善意の同僚から掘り返された結果、新しい(風俗ではない所謂「昼職」の)職場を逐われたという話。ここ、プリントして生徒に配りたいな。凄いですよ、同僚からの「彼女はいますか?」に作者が「恋人はいません」と答えたら、「彼女→恋人」の言い換えに違和感を持った同僚がネットを検索したんですって。でもってその結果を上司に報告したんですって。サイコホラーじゃん。

 7時に出勤して、場所計画。デスクワークを挟んで2~4限が授業。今日は、午後一杯をお休みにすることを決めています。昨日の母君のお見舞いの時に、顔なじみになった介護施設「I」のとある職員の方にすれ違いざま呼び止められて、「ご無理はなさらないよう」と急に言われて面食らってしまいました。声かけのプロが案じるような顔(表情?)をしていたのかなぁ、と帰りの自転車で反省を致しまして。
 「お休み」っつっても何かしたい訳じゃなく、じゃあアラフォーの嗜みとしてNintendo Switch Liteくらい持っててもいいかなぁ、とTSUTAYAで本体とソフト2本。本来は上京時にのみ許すコカコーラをしかも500mlで購入。自宅でピコピコ(擬音古い)と遊んでみました。まぁ、時間潰しにはなる。

 母君の洗濯物にアイロンをあて、介護施設「I」に往復。看護師の方がお出でになっています。2時間毎に身体の向きを変えて頂いている母君、今日の入室時には私に背を向けた格好でいらしたので、ぱっと見起きてお出でなのか否か解らず、背中からのぞき込みながら「おはようございま~す」と声がけをしたら「ぉはょござまぅ」と小さな声で(反射的に?)お返事が。「あら、お早うが言えるんですねぇ」と言ったら看護師さんは笑ってお出でで。
 結果的に、母君の肉声を聞けたのはこれが最後になりました。

 夜は小料理屋「A」からのライブバー「a」。カウンター越しに喋ったり、すんごく性能の良いマイクで歌ったり、というのはゲームより体力を使いますが(飲んでるし)、ストレス解消にはなります。そう言えば、年末の上京ではオツカル様とのカラオケがマスト、そろそろ何を歌うか考えておかないと(というか、新曲を入れておかないと)いけません。