したこともしなかったことも いずれ自分に還ってくるだけなので

 弓きいろ『図書館戦争 LOVE&WAR 別冊編(8)』読了、★★★★。

 定期2日目ですが、本日は高1の試験監督がなく、高3の授業に集中。1限に東大文系漢文二次対策、他にクラス別センター漢文が2コマ。それ以外の時間は1限の答案の添削でこれは帰りのSHRで返却。
 高1外進A組テストのボーナス問題を何にしようかと迷っていたところ、ぴったりのニュースが飛び込んできましたね。今朝の朝刊、西日本新聞では1面トップでしたが、『源氏物語』定家本が80年ぶりに発見との報。新聞記事の穴埋めは「紫式部」「源氏物語」「若紫」「54(帖)」「重要文化(財)」と最早完全にクイズですね。

 昨日同様、16時から年休を取って帰宅、入浴後に母君の介護施設「I」へお見舞い往復。帰宅後にタクシーを呼んで、58回生Fくんを自宅近くで拾ってから懐石「G」へ向かいます。
 8月半ばの母君のポート手術、主治医の先生の指示を受けながら駆け出し(研修医2年目)のFくんが担当して下さったそう。最初に聞いたときは「僕の母親って、死んでない御献体なの?」とか憎まれ口を叩きましたが、彼は母君の命の恩人でFくんではなく本当は「F先生」、と言葉態度で示されても面倒くさいだけでしょうから私は金で払う、ということで割とお高めの懐石で御馳走接待という運び。
 Fくんには事前に「今夜は携帯以外は手ぶらで」と伝えたら、母君のその時が来たのかという可能性に思い至り(←これは私の伝え方が悪かったですね)、まさかの正装で登場。
 私「そんなタイミングで呼ぶわけねーだろ辛気臭い!」
 F「いや、だって、そうだったらマジで行きづれ~って」
 逆ですね。Fくんのお陰で、母君は穏やかに存えておられるのです。

 さて、ジーンズの私よりいっそ正装の方が似合うカウンターにて、最初に軽くお礼を言った後は安定の与太話(精神科で研修中という体験談はなかなかでした)。全9皿、使われている食材だけでも50・60じゃきかないコースは食の細いFくんの満腹閾値を軽く超えていた様子です。子持ち鮎の味噌幽暗焼き、どちゃ旨でした。帰りには、今年のお正月の食卓を飾った(母君と一緒に味わった)お店特製のお節を二年連続で予約。
 タクシーで移動したライブバー「a」でマイクハナサーズしてから帰宅。Fくんは来春県外転勤の予定、その前にもう一回「接待」したいなぁ。っつか、それに託けて自分の分際ではない店を開拓したい。