夕餉の香り 帰りをいそぐ

 ずっと食事の準備をしている(三日坊主にならずに続いている)という話をして、英語パイセンに驚かれました。だから私、「日常性の維持」原理主義者なんですって。ただ、パイセンが料理をしたくない理由の一つとして挙げられた「家の匂いが変わる」というのは確かにそう。魚や肉などの生き物は極力焼かないし揚げ物は一切しないと決めてはいますが、それでもキッチン由来の匂いが家の中に。母君の食事を毎日3度準備していたときの生活臭は、母君がケアハウスに入所なさって以降の8ヵ月間で消えてしまった(代わりに、最近はお線香の香りが家に影響を与えている)のですが、自炊を初めて再びあの時の臭いが。別に嫌ではないですが、違和感はあります。さて、パイセンが自炊をなさらない理由の一番はもちろん「面倒くさい」からで、これにはもう全面的に共感。今は日常に溶け込ませていますが、非常事態が終わったら私も即座に辞めます(行きたい店も多すぎますし)。
 パイセンは食欲よりも自炊が面倒くさいという気持ちが勝り、且つ自粛生活が暇で筋トレをしまくっている影響でガツガツ痩せていらっしゃるそう。私は酒が進むものだけを作る自炊生活で日本酒セラーにまで手を出して。コロナ禍って本当に怖いね、と二人で。パイセンの栄養失調が先か、私の肝硬変が先か、自粛しているのに確実に健康を害している二人です。

 本来ならば、今日が3限授業後に備品移動と会場準備、明日が「男く祭」初日(F校会場)だったんですよねぇ。それなのに、何で職員室でこんなもの(休校中の課題、2つ目)を作らないと行けないんでしょう。時間割変更案の準備も着々で(役に立って欲しくはないですが)、5月3週・5月4週・6月1週に学校再開の時間割変更3パターンは大体出来上がって、現在はその彫琢(詰め)の最中です。

 4/28の「自粛御膳」。
 納豆パスタ・豆腐サラダ・小鉢2種。
 洋風の食事(お摘まみ)を作ったので、合わせる日本酒に炭酸系を選んで、佐賀「古伊万里 前」(propulsion プロパルジョン)を。シャンパングラスに入れて飲んだら、これが偉いこと美味しくてびっくりしてしまいました(「風の森」より好きかも知れない、ってくらい)。