人間の本質を知らされないで育つ方がよっぽど悪影響だ

 職員室で高2の図書委員某さんと話していたら、ふとした流れで言われた台詞。「先生が若い頃、あ、今も若いですけれど、生徒からイジられてたって話、今誰も信じませんよね。今、先生イジれる人なんて絶対居ないし」
 「は?」と思わず声に出そうになったけれども、某さん真顔です。マスクだから口元は笑って(嘲笑って)居られる可能性も除去できませんが、とにかく目は真面目です。あらやだ、この子ホントにそう思ってるのか知らん。「授業を始めます」と言ったら生徒に「授業中に私語をするな!」と言われて「あらやだ巧いこと言う」と思うような人間なのに? 「たまには黒板くらい消せば?」と日直に言ったら「お前はウンコした後で人にケツを拭かせるか?」と言われて「あらやだ巧いこと言う」とこっちは本当に声に出したような人間なのに?
 取りあえず、自戒というよりは保身の意味で「これは『アウターゾーン』、本気にして調子こきだしたら最後は破滅するやつ」と、向こう25年間の耐久レースを始めることにしました。

 かわいいは大正義。
 工房「ナガノグラス」の通販が届きました。職人・野池氏の手ずから一品物、おばけのグラス2点とおばけのお箸置き。安くはありませんでしたが、職人氏のお名前が「池ノ都」に似ているのもご縁だと思い切って注文。暫くは(高3添削のラストスパートで激疲れなので)外で「黙食」ですが、次の「自粛御膳」が早速楽しみです。
 ……いや、かわい過ぎて使えないかも。

 授業4コマ、合間に高3現代文・漢文(時々古文)の添削。時間割の仕事も少しだけ。これは比喩や誇張ではなく、2次試験直前の添削ラストスパートは分量が異常なので、朝食昼食を摂る余裕はありません(湯茶くらいは飲みますが)。時間的な余裕が無いのはやり繰りすれば何とかなるかも知れませんが、どちらかと言えば余裕が無いのは体力の方ですかね。飯を食って消化するのって、体力が要るんですよ。

 という訳で、2/19は「自粛御膳」をお休み。肉料理「I」のカウンターで読書独酌。徒歩通勤路の途中にある(自宅徒歩5分の)行きつけにやっと、今年初訪問です。カウンターに18時〜19時半でしたが、金曜夜の客足は疎ら(私と、予約の2人組だけ)でここも大変そう。普通なら週末夜なんて隣店舗の離れまで満席の人気店なのに(見ない顔のアルバイトさんが増えていたので、若しかしたらそんなに深刻ではないのかも知れません)。
 湯馬刺し・茶牛タン碗蒸し・玉葱串・昆布〆唐揚げ・豚巻き明太。単品飲み放題でビールと芋焼酎