これじゃ不完全燃焼 もしかしたら別に

 7時前出勤、正門前・構内とも至って静か。高校入試はそもそも受験者数が少ないですし、引率も(中学入試の小6のようには)多くを必要としないので、コロナ禍に入る前の入試とそんなに大きく雰囲気が変わった訳ではありません。中学入試の小6受験生は殆どが私服ですが、高校入試の中3受験生はほぼ全員が制服を着ているというのもピリッとした雰囲気に一役買っているところがあるのかなぁ、などと。私は今年度も(持ち回りで)国語科の主任なので、試験中はずっと本部詰めで何かが起こった時(試験中に誤植が発見されるとか)の対応のために控えている必要があり、受験最中の教室の様子がどのようなものだったかというのは知りようがありません。
 1限が国語、その後の国語科教員は監督業務を外れて某部屋で採点業務、というのは昨日と同じ流れ。先述のように、受験者数が少ないので、中学入試に比べて高校入試の採点はかなり早く終わります(と言っても、夕方には終了とかいう程甘いものでもありませんが)。因みに、今年のF高入試の出典は、評論が伊藤亜紗他『「利他」とは何か』、小説が彩瀬まる『草原のサーカス』、古典が松平定信花月草紙』でした。

 コロナ禍の前だったら、高校入試が終わった日はどんなに業務終了が遅くなっても有志で飲みに行っていました。終電無視してホテルを取る先生も少なくない。それだけの激務と一致団結感とがあったわけです……と過去形で書いてますが、それはコロナ禍下の入試でも変わりません。であるだけに「今日飲み会が無いってのは一体どういうことなんだ!」という私の慨嘆に共感を示して下さる先生方は少なくないはず(固より飲み会なんて知らんわ、という先生方も勿論大勢いらっしゃいます。棲み分けは完璧)。
 という訳で、昨日ほどではありませんが夜遅くに帰宅して、自炊をば。

 1/23の「自粛御膳」。
 生春巻き~冷汁卵とじ~刺盛り~あて盛り。
 514蔵目・茨城「霧筑波」(純米樽酒)。
 中高入試採点業務の慰労……っつったら有志大挙飲み会が定例だったのに今や独りの居間で自分が自分に準備した料理を喰らうという為体(ていたらく)。食べ物はほぼ出来合いオンリーですが、作り置きの冷や汁を卵で解いてレンチンした「似而非茶碗蒸し」はなかなかイケました。入試業務は明日もまだまだ続きます。