音もなく滑る 立て続けにあおる ワインが溢れそう

 本日、高校入試。睡眠は0時半~5時半。昨日の疲れは残らず、ゆっくりとお風呂に入ってから7時過ぎに徒歩で学校入り。コロナ禍以降の入試は、引率の塾教員や保護者の校内立ち入りを制限しているので、門を潜った校内は以前と比べて至って静か、こちらの方がやりやすいと思われる先生方の方が職員室には多そうです。因みに、高校入試は中学入試と比べて受験者が随分と少ないので、真剣に採点するというのは変わらなくても身体的には比較的に楽(時間も早めに終われます)。
 昨日同様1限国語の試験監督業務からは外れて、純粋に答案だけを見て採点。採点基準の会議の後、黙々只管のマルバツサンカク。業務内容は秘しますが、今日は採点中に腹が痛くなるほど笑った出来事が1つ。全教科の受験(英数国理社)が終わる前に、国語科教員は監督業務から外れて採点に移りますので、全試験終了後の校内放送は採点をしながら聞くことになるのですが、昼過ぎから雨模様になったことを踏まえたその放送、「……雨が降ってきました。帰りの外階段をおりる時は特にお気をつけ下さい。滑ります」のラスト5文字に科の全員が唖然、からの悶絶。後で聞けば英語・数学は気づかなかったそう。国語科、敏感なのか不真面目なのか。
 因みに、高校入試の出典は古田徹也『いつもの言葉を哲学する』、吉野万理子『階段ランナー』、中井甃庵『とはずがたり』でした。

 中学入試とは違い全教員が同時に帰れる高校入試。職員室から出るときに目が合ったベテラン数学先生(北九州在住で入試期間はK市でホテル泊)と、フレンチ居酒屋「L」で軽いめのサシ飲み。採点業務だけは休むわけにはいかないと2週間の自粛生活をしていましたので、久々の飲みごとが嬉しい夜でした。日本酒ではなくワインを飲むのも久しぶり。

 健康睡眠。