君を抱いて空も飛べる 嘘じゃないよ 今、

 6時入りの学校で、明日使用する2種類の授業・特講(両方とも高3漢文)の印刷準備。理系東大漢文特講は、97年の趙翼の漢詩です。
 97年の趙翼。客人に請われて(客人の生前に)誇張美化が過ぎる墓誌を書いた実体験を述べ、そこから歴史(青史)記述に侵入しうる(恣意・無意識による)歪曲に思いを馳せる、という内容。同じく97年の第一問現代文は坂本多加雄象徴天皇制度と日本の来歴』で、こちらも歴史記述(来歴語り)の物語性を論じたものでした。偶然でしょうし、それがヒントになった受験生がいるとも思いませんが、内容が通底していたというのは面白いですね……という話、そう言えばこれまでの漢文特講でしたことがなかったな。23年受験の高3生は、97年の現代文は古過ぎて解かないかも知れませんけど(私が現代文を担当するなら必ず解かせます)。
 始業後は明日の授業・特講の板書計画、卒業生の添削。2~6限は高3漢文の授業が5クラス連続なので、それ以外の業務は(時間割の小さな仕事以外)行う暇がありません。

 16時に年休を取って帰宅、入浴、17時6分に自宅前を出るバスに間に合えば、西鉄K駅を17時37分に出る急行に乗って二日市、18時開店と同時に焼鳥「月空」に入店できるのです。大抵の場合、だから一番客。

 6/28は「自粛御膳」をお休み、二日市の焼鳥「月空」で読書独酌。
 海鮮ユッケ~串8本。
 七夕の夜に後輩数学先生とカウンターに並ぶ予約(その時の楽しみに「和牛モモのタタキ風カルパッチョ」は我慢)を、電話ではなくお店でマスターに直接お願いするための訪問。ドリンクメニューのワインを初めてちゃんと見たり(数学先生がワイン派なので)、長く通ってても初めてはあります。
 お店は盛況、火曜夜ですがカウンター(2組まで)も座敷(5組まで)も満席でした。