いつまでも いつまでも 走れ走れ

 本日、53rd「男く祭」、シティプラザ会場。F校生(及び保護者)のみが会場入りを許される「内輪」バージョン。太鼓・ダンス等の有志パフォーマンス、演劇部公演、生徒制作の映画、ゲスト講演、そしてクラス別のコーラス大会。嘗てはコーラス大会は全クラス2曲ずつの披露でしたが、クラス増及びコロナ禍を主な理由に、現在は各クラス1曲のスケールで行われています。

 生徒集合時刻に間に合うよう、自宅から徒歩30分弱かけてシティプラザへ。昨日の日記に書いた通り、私は所属なしの教員で本日の仕事も(舞台スタッフの方々へお配りするお弁当を仕出し屋さんから受け取って届けるという11時のアポイントメント以外)全くなく、ただただだら~っとした態度で舞台を見学すれば良いだけ。服装も、下がジーンズ、上が黒いTシャツの上にジャケットという仕事舐めてんのかみたいなもんです(流石に、高校生何人かに指さされました)。
 開演後は、前述の内容のステージを見学したり、シティプラザ近くに最近オープンした「ライオンカリー」でランチを食べたり、5/4(祝)のチケットがまだ発売中だった演劇『垣根の魔女』のチケットを予約したり、仕事や仕事ではないことをしながら半日を消費。講演ゲストはF校卒業生で、通販大手「J」の社長を務めているT氏、私の2年先輩でいらっしゃいます。演劇部公演は全国大会が決定の秀作。

 最も楽しみだったのはコーラス大会で、高3のとあるクラスが選曲した「いすゞのトラック」。楽譜が存在しないので、譜面から生徒が全て手作りしたそう。こういうのが「男く祭」っぽくて良いんですよね(総合優勝は逃したものの、男女混声の美しい合唱でした)。因みに、私も63回生・67回生の時に登壇しましたが、担任も生徒に交じって一緒に歌うという例が多く、その際男性教員は他クラの生徒から学ランを借りるというのがお約束になっています。見学中、中学所属の先生たちと「担任を探せ!」というゲームをするのもお約束。高1学年主任の化学・ザ・雨男先生なんて、もうアラフィフだというのにレベル99だろというくらい生徒と見分けがつかず、「あれじゃない?」「いや、あれは流石に10代やろ!」とか囁きながらおよそ歌を聴く態度とは思えない盛り上がりを。
 コーラス大会途中で、その高1学年主任先生から声をかけられる。私「何ですか、っつかまだ学ラン着替えてないんですか」 化「写真撮ってLINEで送ってよ。あ、高3世界史先生と高1国語先生も一緒に」 私「学ランに精神年齢を吸い取られとんな……はい、じゃあ写しますよ。3、2、1、ハイ!」 取れた写メ、化学のみならず世界史と国語も学ラン姿でちょっとドヤってたのにイラッとする。「あ~、画像ボックスが汚されたわ~」とブー垂れながらLINEを送って、結局その写メは消せないまま保存しています。

 終了後は同じく徒歩で帰宅、夜は自宅近くの肉料理「I」で読書独酌。

 5/4(祝)のチケットを購入した演劇『垣根の魔女』、主演は久本雅美、演出は錦織一清
 久本雅美の求心力は嘗て舞台関係の職場で働いていたオツカル様から聞いたことがあり一度はと思っていたのです(何年も前に、巣鴨のとげ抜き地蔵でロケの待ちをしている横を通ったことがあります。美しかったです)。ラサール石井を生で見るのも初めてで、演出の錦織一清・出演の室龍太に「イズム」が見られるかなとか、本宝塚の大和悠河さんってどんな舞台映えなのかなとか、衝動的に購入した割には確り楽しみにしていたり。