地平を破いた風景が 通り過ぎてく

 縁あってLINEで送られてきた、とある結婚披露宴の高砂席の写真。新郎・来賓は全員63回生、来賓の1人だけが理系C組で,、他は我ら文系A組。新郎某くんは高校生の時と同じ見た目ですが、来賓の中には10年の歳月を感じさせる人も。何はともあれ、幸せそう、愉しそうで何より。幸あれ。

 映画『あん』(樹木希林市原悦子。録画保存しています)を記念して発売されたというぜんざいをオツカル様から頂いており、それを朝食代わりに。午前中は書斎で仕事や書き物をやって時間指定の日本酒が届くのを待ち、その後に買い物、学校で授業準備その他の仕事。15時30分に学校を出て自宅で入浴、着替え、徒歩で西鉄方面へ移動して、待ち合わせの野菜料理「B」へ17時ジャストに到着。

 本日は、67回生Nくんから誘っていただいてサシ飲み。高1Aで担任を務めたというご縁の彼は、大学時代は東大新聞編集長を務め、現在はKBCの新人記者として活動中(私は観たことがないのですが、夕方のニュース番組などメディアへの出演も度々だそうです)。
 能登の被災状況を現地取材するため1週間キャンピングカー生活だったという彼のリクエストは新鮮な野菜、ということで「B」を選びました。トマト・セロリ・椎茸・スティックセニョール、等々の野菜皿をそれはそれは嬉しそうに口にするNくん、本当に飢えていたんですね。
 私「1週間の滞在中、割合としていちばん多く心を占めてた感情って、何?」
 N「恐怖に決まってるじゃないですか。余震も水害もいつ来るか、って。最初にキャンピングカーを停めるように言われた場所、ハザードマップではアウトでした」
 記者・カメラマン・運転手(プロの運転手でなければとても進めない悪路を通って、京都から現地に向かったそう)がキャンピングカーに泊まり込んで1週間の取材。詳しくは書けませんが、現場での体験、SNS等に流れるメディア批判・海外のニュース映像等への思い、報道業界の裏話、等々興味深い話ばかり。これはとても1軒2時間では足りないと私からお願いして、2軒目はタクシーで「もりき」に行きました。
 深い時間まで、深いお話を。