違う 違う 違う 違う そうじゃない

 職員室無人を良いことに、5月までの現代文授業準備で資料プリント化する本を獺祭にしてみる。一度やりたかったんだわ。
 竹内整一、大西祝、篠原資明、鹿野政直入不二基義茂木健一郎内藤廣、栗原彬、西部邁中島岳志森有正福永武彦大岡信藤田省三高樹のぶ子斎藤美奈子、日高六郎、中島敦、板東眞砂子、志賀直哉川田順造、山口謡司、森村泰昌、OYSTER、氣多雅子、村上陽一郎杉本秀太郎、尾上圭介、小泉義之、川村二郎、武満徹小松和彦野呂邦暢松村栄子中島みゆき本田透芥川龍之介堀辰雄高見順嵐山光三郎川端康成……等々の本を床に広げたのに囲まれてケタケタしてた、ら。
 感じた視線に振り返ると職員室入り口のガラス越しに覗き込む警備員さん、部屋に立ち入ることなくそっと回れ右して去って行かれる背中に「違うんですっ!」と叫んだとしてもその言葉は届かないし何よりそもそも違ってない。

 という話を、夜の「もりき」で「獺祭」を飲みながら披露する。