頭カラッポの方が 夢詰め込める

 今日は8時に出勤したら職員室一番乗りでした、そりゃそうです、大学の指示では9~13時で勤務可(それ以外は「自研」だ一歩も外に出んな)ということなんですから。職員室の2箇所の入口ドアは開放、窓も半分以上開放、風通し命で「密」を避けます。この準備は、最初に職員室に入った教員の仕事。
 9~13時の4時間は、高2担任団9人による生徒郵送物の箱詰め作業で蒸発しました(詳細は後述)。私はその後、本当は時間割の作業をやりたかったのですが13時がリミットということで即帰宅。 

 担任団9人で、体育館の入口や窓を開放して「密」を避けた空間を作り、高2生徒へ宅配便で送る段ボールに送付物を入れていく作業を行いました。最も大きな割合を占めるのは教科書で、主要五教科だけでも相当な冊数になるのですが、社会科や理科に選択科目があって一人一人入れる教材が異なるためにチェックが大変です。200の段ボールを組み立てるのも大変、冊数大量の教科書教材を体育館に運び込むのも大変、段ボールの名前を一つ一つチェックしながら選択科目を間違えないように詰め込んでいくのも大変、膨大な量のゴミが出るのを片づけるのも大変。担任団9人が総出で、4時間以上かけて作業を終えました。
 休校在宅で学年が進んだ実感がなかなか湧かないとしても、新しい教科書が手元に届くか否かで生徒の気持ちは随分変わるはずです。そして、届けるなら、それを箱に詰め込み住所ラベルを作成して段ボールに貼り、という地道な手作業が必要になるんですね。「自粛」ブーム(?)が起こったら郵便・輸送に携わる人が大変になる、頭では誰だって判りますが、実際に具体的作業をやってみるとその「大変」はなかなかなかなかだという実感を持てます。【5/12記】後でそれに加えて、輸送業者への差別が社会問題になるレベルで起こるというところまでは、この時には思い至りませんでした。【5/12記・ここまで】

 大金途中のコンビニで、シロさんが「ちゃんとマカダミアナッツの味がすんな」のHaagen-Dazsを購入し、これが昼食。帰宅後にアイスを食べたら、先に夕食の仕込み。前回作成時から残っていた卵液を使って茶碗蒸しを作り冷蔵庫へ。茄子とタマネギとを切って、小鉢3種を準備、これらも全て冷蔵庫へ。

 書斎で仕事・日記更新を3時間ほど(そう言えば、「自粛」生活が始まってから殆ど趣味の本を読んでいません)。途中、宮崎から高級牛肉(半額)が到着。大きな1枚肉が5枚(100g×5枚=500g、定価7000円が3500円)で、内3枚はHさん(ご子息氏は無事に東京から帰還、現在怪我を労りつつ母子で自宅籠城中)に差し上げます。

 4/14の「自粛御膳」。
 炊き込みご飯・茄子挽き肉炒め・卵スープ・小鉢3種。小鉢3種は、買い置きの松前漬けを納豆と和えたもの、ゴーヤとシーチキンの和え物、ミニトマト。日本酒はベタに「獺祭」(45%磨き・寒造早槽)を出しました。
 人生初自炊なんで、ウザいでしょうけれども、暫く毎日記録します。