その夢を叶えるため いちばん大切なものを

 職員室で添削してた朝、高2数学の同窓同僚先生からメールが届く。
 数学「すまん、熱で休むって連絡をしてくれ」
 国語「了解、お大事に~」
 数学「授業は俺が7分の5(←7限授業のうち、5クラス5時間があるという意味)だけど、流石に俺のを削って全体を6限にする時間割変更はめんどいだろうから、自習で」
 国語「何その挑戦的な物言い。僕を誰だと思って?」
 時間割変更、2分でやったったわ。3年経験者を甘く見て貰っちゃ困る。

 添削をしながら、別に重要な仕事であるところの、イベント幹事の手続きも粛々。24日、東大下見打ち上げは60回生・61回生生徒と教員3人(体育・化学・国語)で15人。店・時間は確定。25日、引率担任団5人の打ち上げは池袋「魚金」と二次会の「知音食堂」とを既に予約。細かいコース内容等、3軒と電話でやりとりをしつつ、「飲み会まで一週間、ちゃんと幹事やれるんだろうか」と心配……してからはたと気づく。
 「ってこた入試一週間前じゃねーか!」