幾千の泡がきらめいて 昇り続けて

 オツカル様は時々私の知らない若者語を教えてくれることがあります。ちょっと前(オッサンの時間感覚ですよ)には、「かわいいはきゃわたん」「つらいはつらたん」という一読首を捻るメッセージを送ってきて、私が「何? 大丈夫?」と返したら、「イントネーションは『パピヨン』と同じ」というメッセージで言葉のドッジボール。それももう死語になった先日、これは私でも「OK」の意味だと分かるんですけれどもメッセージに「おけまる水産」という語が。何回か使ってきたんですけれども、オツカル様一流の言い回しなのか、それとも流行ってるのかが分かんないんですよね。ネットの検索は信用おけないし。そこで元B組の生徒に「『おけまる水産』って、流行ってる言葉なの?」と聞いたら、「あぁ、軽度のオタクが使ってる印象です」ですって。困った、オツカル様は重度のオタクなのに。

 今日は学校に行かない「安息日」と決め、全ての作業は自宅の書斎で行うことにしました。その「作業」の中には、日記の更新やテスト問題の作成などが含まれています。「安息日」にも仕事はしますし、「休肝日」にもお酒は飲みます。あくまで相対的な話ですから。

 近所の書店で買ってきた雑誌で、東大・京大の受験特集記事を読みます。私にはF校が東大現役36人(浪人と合わせて50人)と躍進した理由は分かりませんが(当該の学年を3年間指導しても)、外部で言われるであろう「東大シフト」は端的に違うということは分かっています(先日も書きました)。東大を受験する人数は年々減少しています。中学女子共学化が理由という分析には言葉を返せません。合格者は激増しましたがそれは女子激増によるものではないということははっきり言えるのですが、男子激増の理由に共学化が影響しているかどうかは解らないからです。

 夜は、「もりき」で常連10人による日本酒持ち寄りの会。普段店では出さないような銘柄の四合瓶を持ち寄って味見をしながらお喋りするという定例のイベント。私は、B組Mくんのお母様から頂戴したとある銘柄を持って行きました。他の参加者が持ってきた中で圧倒的に好きだったのはやっぱり「鳳凰美田」で、ワイン酵母のしぼりたて(まだ酸が残っている)を一口飲んで「あっ!」と叫んだら提供者のH先生にドヤ顔をされてしまいました。いや、でも、参った。