エレーン その答えを誰もが知ってるから 誰も問えない

 定期試験2日前の教室掃除にて。生徒Aが地理の資料を読みながら適当に床を掃いているのを見て、生徒B「地理見ながら掃除ってどんだけ。コソ勉野郎やん!」 A「いや、コソ勉ではないやろ」 B「なら……ドヤ勉やん、ドヤ勉!」 感動して「凄ぇ! 新語誕生の瞬間を見た! 確かにコソ勉の反対語だわ!」と叫ぶ担任に、Bさん満面のドヤ顔。

 生徒C・D・Eの3氏が、巨乳貧乳談義をしているのに強引に誘われる。担任、まずは「貧乳」は「微乳」と言ったほうが角が立たないのではないかとかいうどうでもいい前置きをした上で、「べつに大きさはどっちでもいいけど」
 「断然巨乳! でかけりゃでかいほどいいやろ」というCくんの為に、携帯Google検索ってホントに便利ね北御牧慶先生の本の表紙をお見せして、「北御牧先生の描くやつはその巨大さ故に『神乳』って言われてたんだけど、こんなのが?」とお聞きしたところ、海老は逃げるときには後退するんですよねレベルの腰でドン引き。
 D「これはない」 E「キモイだけやん」とおっしゃる方々に担任、「でも、ご著書の多い先生ですから、それだけニーズがあったということではないでしょうか。まぁ、大きいことはいいことだけれども、突き詰め過ぎるとここまで行ってしまうという一例ですね。実際、4つとか6つとか付いてるとかじゃないんだったら、それでいいんじゃないでしょうか」 C「4つ6つはないやろ」 担任「ところがどっこい、ベテラン成年漫画家に町野変丸先生とおっしゃる方がおられまして……」
 数年前、中国茶館でがっ様と飲んだときに、「ものまね王座決定戦」と懐かしのエロ漫画家というテーマだけで4時間保ったことがありまして、その時に気づいたんですけれど、なぜかエロ漫画家の名前を言う時だけは「先生」をつけてしまうんですよね、ってこの話どこへ向かっていくのでしょう。

 仕事、してますってば。